久しぶりに2件、情報の提供です。
(1)
ずっと追っている新薬フルキンチニブですが、日本ではなかなか実用化されませんね。
VEGFR-1、2、3を標的とする経口チロシンキナーゼ阻害薬であるフルキンチニブ(fruquintinib)は、治療抵抗性・転移性大腸癌のの全生存期間を有意に改善できることが明らかになっています。分子標的薬であるこの薬、カペシタビン併用で無増悪生存期間が改善したなどの報告もありますが、年内には患者が使用できるようになるのでしょうか?
欧州ではこのような報告もあるようです。
(2)
次にお知らせしたいのでは、腹膜播種の積極的切除の臨床試験についてです。
国立がん研究センター中央病院大腸外科は、腹膜播種を伴う大腸がんに対する積極的切除(完全減量手術)の安全性を評価する臨床試験を2024年4月から開始しています。
また、同類の治療では、以前、ご紹介しましたが、国立国際医療研究センターでも行われています。
こちらの治療で対象になる方のポイントの一つが、
・P分類1もくしは2、Peritoneal cancer index score(PCI)≦15の方
これはどういうことかというと、
P分類とは、腹膜転移があるかどうかの指数で、
P1:近傍の腹膜にのみ播種性転移を認める
P2:遠隔の腹膜に少数の播種性転移を認める
P3:遠隔の腹膜に多数の播種性転移を認める
P1、2であることということは、P3は対象にはならないということです。
cancer index score(PCI)とは、直訳すると腹膜のガン指数で、
腹腔全体の腹膜がんの程度を評価するために使用されます。
これが意味することが何かは、こちらのサイトをご覧ください。(英文です)
腹膜播種治療では、こちらの病院でも診察を受けることができますね。
受診日は第4土曜日のみだそうですので、かなり混雑しそうですね。
最近、腹膜播種治療のお問い合わせが多かったので、まとめてみました。
病院によって手術の基準はそれぞれだと思います。私が提供するのは、あくまで情報です。この治療はどういうものなのか、適応基準に合致するのかなどを
はしっかりお調べして(ネットでも分かりやすく解説しているものがあります)、これらの病院へコンタクトを取ることをお勧めします。
我が家は、明日は、車の試乗に行ってきます。
MINI大好き夫婦なので、MINI ELECTRICを予約するかすごく悩んでいます。
家には、電気充電できる装備があるので、使用できずにずっともったいないなと思っていたんですよね。
今はクラブマン。色も形も気に入っていますが、6万キロをすぎてから、故障が多くなってきました。思い切って替えてもなぁ・・・と思いつつも、ELECTRICのフロントの顔が好きじゃないんですよね~。
それでは、本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆様、雨による被害にお気をつけくださいね。
よい週末を。