カルの碁は、40過ぎてから見て大いにハマったアニメです。リアルタイムで見ていたので、毎週毎週本当に楽しみにしておりました。ちなみに私はオッサですが、囲碁は全く分かりません。五目ならべなら知っているといったレベルです。従って、アニメの中の囲碁の手順など皆目理解できていません

 にも関わらず、このアニメは面白いのです。囲碁アニメであるにもかかわらず、囲碁を全く知らない人間が見てもめちゃくちゃ面白い。対局の様子を囲碁素人や子供がみても退屈しないように、多少オーバーにアピールしたり、さりげない一言で局面の様子を解説したり、囲碁アニメではありますが「カードバトル」的な演出で見ている人を飽きさせない工夫がされております。監修に棋士の梅沢由香里五段を迎え、実際の棋譜をもとに対局のシーンを描いているため、囲碁がわかる人にとっては、盤面上の緊張感をリアルに感じ取れるな構成になっています。(それ故にその棋譜を知っている人にとっては、物語の途中で勝敗が分かってしまうらしいですが・・・^^;)

 さて、このアニメでは、主人公進藤ヒカルが囲碁に関して全くの無知であるにもかかわらず、平安時代の碁打ち(藤原佐為(ふじわらのさい))の霊の力を借りて、強者を次々にうち破ってしまいます。後に自分の力だけで碁を打つようになるのですが、霊の存在を知らない他の登場人物から見た場合、初期のヒカルの方が後期のヒカルよりも強いことになってしまいます。誰よりもヒカル自信がそのことを自覚しているため、過去の自分自身(の虚像)が「壁」であり「目標」となっています。

 そして、ストーリー構成。物語の山場は数話を費やしてじっくりと描いたと思いきや、重要な対局であえて結果を明示しないなど、「見るもの」の意表をつく展開も多く、またヒカルの成長に伴ってサブキャラとの出会いや別れが淡々と描かれております。

 私がこのアニメを人に勧めるときは、「まずだまって3話まで見ろ!」といいます。この1~3話にヒカルの碁のおもしろさが集約されていると言っても過言ではないでしょう。ここでハマれば、あっという間に最終話まで見てしまうでしょうし、逆にイマイチと思えばどこまで見てもおもしろさを感じられないかもしれません。(まぁ、異論をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが・・・)


 美男・美女が多数でるアニメですので萌え要素もあるのでしょうが・・・やはりコレは究極の燃えアニメです。このアニメは今でも何度も見直すほど気に入っています。


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