カデンツァ2~青の軌跡<番外編>~ 久能千明 | ちわ☆わんつーmemory 

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日々の忘れたくないこと

カデンツァ2読了
読みながら「ウフッ ウフッ」とニタニタしてしまいます。
カイ!!  よかったねぇ~  私も読めてよかったよ! そのうえ続くらしいから、もっとよかった~
そんな作品です。ウフッ

購入した作品は、購入したことで安心してなかなか読まない傾向があるんですが=なんといっても図書館のように返却期限がありませんので。
でも購入した作品こそ好きな作品だから、早く読むべきなのよね~ 毎回感じています…

カデンツァ 2 ~青の軌跡〈番外編〉~ (リンクスロマンス)/久能 千明
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内容紹介
任務を終えたカイは、十数年ぶりに故郷へ降り立った。そこには月の行政長官であり、カイをバディ飛行へと駆り立てた原因である義父、アドミラル・ドレイク が待っていた。以前と変わらぬ故郷に苛立ちつつも、義父への複雑な想いと執着にけりをつけようとするカイ。そこに思いがけない人物、近衛凱が現れる。彼と ドレイクには何か秘密があるのを感じるカイ。彼等の計画とは?そしてカイの決意とは?三四郎を巻き込んで、新たな戦いが始まる―。
カイはルナン=月人である自分自身を否定するように月から逃げだし、バディ任務に就いたわけですが、結局ジュールーヴェルヌを降りて帰って来たのは、その月であり、養父アドミラル・ドレイクの元だった。
愛されたいと願い、自分を否定しているカイに対して、父親の愛で包むドレイク

そのドレイクと近衛凱が目論む計画。
そこに三四郎が無理やり引き込まれる。
話はスタートしたばかり。

カイと三四郎 お互い惹かれあっているけれど、素直になれないカイと傭兵生活から仕事を終わらせたあとでは恋人とも簡単に離れる習性が身に付いている三四郎

だけど「バディ」だった過去を消せるはずもなく…

最初のうちはカイがどうしてこんなに神経質に自分を否定するのか
その原因を作った過去と現代を織り交ぜて、ドレイクの紹介がされていました。
本来ならいやな奴になる立場のドレイクなんですが、この男性がいい男なんですね。
カイが慕うのもうなずけるし、大きな包容力でカイを受け止めてくれる。
ここに近衛凱が登場することで、カイの三四郎への想いをいたずらに刺激しないでほしいと思ったら、しっかりこの凱のおかげで三四郎が事件に係わらなくてはならなくなって、「凱様様」でした。

このシリーズが「バディ物」であるようにカイと三四郎は二人一緒にいてこそ楽しめるシリーズなんですよ。
前回の番外編

カデンツァ1 で改めて、それを知りましたから

<番外編>として単発作品かと思ったら、結局カイ&三四郎のシリーズとして続くようなのでうれしい限り