「GS」と「COM」 | ちわ☆わんつーmemory 

ちわ☆わんつーmemory 

日々の忘れたくないこと

今月(2011年9月) 2冊の雑誌が発売されました。

ちわ☆わんつーmemory

    青春だった!! 夢中になってた~ちわ☆わんつーmemory-DIMG0359.gif

漫画雑誌「COM」とグループサウンズ「ザ・タイガース」についての雑誌ですが、どちらにもサブタイトルとしてということばが付いています。区切りをつける節目の年ということですかね~?

なんにしても同じ月に出たこの2冊 感慨深いものがあります。


「COM 40年目の終刊号」
「COM」と聞くと漫画好きの人ならどんな雑誌だったかわかると思いますが、私は二人の漫画家の名前が浮かびます。
まず宮谷一彦さん。
そして宮谷さんというと続けて思い出される新宿の漫画喫茶「コボタン」

「コボタン」は一度しか行ったことがないのですが、私が「COM」を読むきっかけとなった事柄がここに繋がるのであまりにも印象深く、そして初めて行った「コボタン」では宮谷さんの原画展をやっていたので、この三点がセットの思い出になります。

テーブルを囲んで漫画について熱く語る人たちに接し、同人誌を初めて見て、知らない世界をのぞいたような興奮と、漫画家になるという決意を持っていた訳でもなく、そこまでマンガにのめり込んでいない自分に居心地の悪さを感じた、記憶に強く残っている思い出。
この本で「コボタン」はけっこう大きな存在だったのかと改めて知りました。


そしてもう一人の漫画家が岡田史子さん。
ちわ☆わんつーmemory

この2冊の漫画本は処分する気になりません。
少女漫画しか知らなかった私は岡田さんの漫画に魅了されました。
「ガラス玉」に収録されている「ピグマリオン」
「ほんのすこしの水」に収録されている「死んでしまった手首ー阿修羅王ー」
絵にも魅了され、ストーリーにも魅了され。。。
どちらも非常に精神的に弱い青年が描かれているのですが、とても庇護欲を刺激される青年でした。
助けてあげなくては、守ってあげなくては。そんな思いを抱かせる青年に心を持っていかれたのです。

これは今読み返しても変わらない思いをもたせます。時代を超えた作品です。
漫画の一コマの絵に夢中になるほど惹きつけられ、この描かれた青年がかわいそうで、愛しくて、まるで恋したみたいに見ていたくなる、そんな思いをした記憶がありますね。

「COM~40年目の終刊号」にはCOMに執筆した漫画家、COMからプロデビューした漫画家、
掲載作品が一覧として載っていますが、岡田さんは2005年に亡くなっていました。私よりいくつ年上なのかわかりませんが、早すぎるのではないでしょうか。。。

過ぎてきた年月を感じます。


「GSパニック~グループサウンズ最終楽章~」
こちらはザ・タイガースの思い出を呼び起こす懐かしい写真がたくさん
全レコードジャケットから明治製菓のソノシート写真。広告や表紙を飾った雑誌まで

今ジュリーのライブに岸部一徳さん、森本太郎さん、そして瞳みのるさんが参加してザ・タイガース復活しています。それに合わせて発売されたのでしょうが、懐かしさについ買ってしまいました。


COM 40年目の終刊号/霜月たかなか
¥1,680
Amazon.co.jp

GSパニック~グループサウンズ最終楽章~ (シンコー・ミュージックMOOK)/著者不明
¥1,680
Amazon.co.jp