緑子 & ハナちゃん 柴田よしき | ちわ☆わんつーmemory 

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日々の忘れたくないこと

私の大好きな作家さん


RIKO―女神(ヴィーナス)の永遠 (角川文庫)/柴田 よしき
¥630 Amazon.co.jp
柴田よしきさんのデビュー作
1995年 横溝正史賞受賞作

強い女性が出てくる小説の好きな私は、
「RIKO-女神(ヴイーナス)の永遠」でシングルマザーの刑事、村上緑子が気に入って

2冊目「聖母(マドンナ)の深き淵」

3冊目「月神(ダイアナ)の浅き夢」も読みました。


最初は本のタイトルが気に入って読んでみようと思ったのだけど。

事件の解決だけが内容でなく、男社会である警察組織で女刑事としての葛藤

恋人との関係、子育てと読む魅力がいっぱい音譜


ちわわん・つー


ちわわん・つー

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そしてこの2冊目に出てくる、“山内練”が気になって仕方がないことに‥

3冊目などは、ほとんど“”のために書かれたような内容だと思ってしまうのは、私だけ?



やくざで頭脳派、でも腕っぷしも強い。ましていい男

魅力的だけど、ワル。

やさしかったり、子供っぽかったり、

イメージがつかみにくい、でも気になる


思い描く練はやわらかいイメージ ラブラブ


「聖母(マドンナ)の深き淵」で

練の髪に太陽の光がさして、栗色に近い髪が黄金色に僅かに輝く瞬間

緑子が麻生の相手がだれかわかってしまう…この場面が大好きです。



どうして  こんなに気になる人物


まして36歳くらいという設定が   話ではもっと若い感じがするのに‥‥

今なら「そうだね、それくらい歳を重ねているから」と、思えるけど、最初に読んだ時は、もやもやが残って。


その山内練が“探偵ハナちゃん”こと花咲慎一郎のシリーズで、出てきて、やっぱりこの男いい!!

ハナちゃんもいいですがグッド!

練が出てきてくれて、よけいうれしい音譜


新宿歌舞伎町で無認可保育園 赤ちゃん赤ちゃん を営むハナちゃん 赤字の穴埋めで探偵に精出す元刑事

保育園のあるビルを山内の会社から買い取らなければならない為、毎月の支払 一万円 に追われて。

その返済が滞った時は ドクロ …怖い怖い生命保険に入らされたハナちゃん、

でもその金額は相場よりぐっと低く、それはハナちゃんを気に入った、山内のやさしさだった。



ちわわん・つー


柴田さんの作品は、登場人物がとてもいい

お気に入りがたくさん 花咲のシリーズもおもしろくて、ほろりとして、大好き


シーセッド・ヒーセッド (講談社文庫)/柴田 よしき
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ア・ソング・フォー・ユー/柴田よしき
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それぞれのシリーズ、練とその身内はクロスしますが、

柴田さんのこだわりなのか、

片方にしか出てこない人もいて、

ハナちゃんシリーズの 女医さん“奈美”が好きです。

練を拾った韮崎の愛人だった人。だけど、自分の生き方に信念をしっかり持っている。

こんな人いい、すごく魅力的。

でも登場するのはハナちゃんのシリーズだけ。


なによりも“練”が好きなのです

理不尽な事で裏の世界でしか生きられなくなった練が魅力的です。

“練”への柴田よしきさんの愛情 ラブラブ を感じてしまうのです…