『Ave Materia』 release tour | parade

parade

日常と音楽と私と。





20130321


行ってきました。楽しかった。最高だった。うまい言い方が見つからなくて困っているのだけれど、一言であらわすとこうなる。
いつだってpeopleの音楽は不思議で、どこか他のバンドとは違う空気を持っていて、それなのに側にいてくれるような、心地よさがある。いつもこれを感じる。今回も心地よさを感じて、それと同時に高揚感もあった。安心感と高揚感。
波多野さんが『ツアーを回っていて思ったのは、アヴェマテリアの曲は踊れるものが多い。だからみんなも踊って欲しい』と言っていた。本当にその通りで、ゆったりした曲でも不思議と体が動いてしまう。それにつられて、昔の曲たちでもゆらゆらと揺れてしまう。peopleの世界は、いつも確立されている。

波多野さんは終始お客さんの顔をまじまじと見て(Twitterに本人が書いていたけれど笑顔がお客さんから伝染してしまったらしい。嬉しいことだ)、踊りながら歌っていた(特に『みんな春を売った』の「いつか君も大人に~」では最前列の人の顔をじっと見ていた)。その姿は楽しそうで一生懸命で、彼の声やギターの音だけでなく、動きさえも『音楽』のようだった。『親愛なるニュートン街の』で鳴らしていた口笛が可愛らしかったな。
照井さんのギターの音を初めて聴いたけれど、とても格好良い。『球体』での彼の音は最高だったなあ。彼自身も不思議な人で、話しているのを聞くのはとてもおもしろかった。彼もまた、peopleにやられたひとりなのだろうか。
健太さんのベースは、いろんな音を出す。高い音から低い音。一歩間違えればノイズにもなってしまうような、それでも心地の良い音。彼の弾き方もまた独特で、いろんなプレイのしかたがあって見ていてとてもおもしろかった。精神年齢は18歳らしく、可愛らしいと思った。
ダイゴマンは途中でおもしろいことを言うのと演奏中とでのギャップが、もう、相変わらずたまらない。彼のドラムの音は繊細なのに力強い。ツアーでおかしくなってきたらしく、『八月』では最後の音をどんどん早くしていっていた。楽しかった。正確なプレイが最高。

どの曲もなんだか本当に楽しくて、うまく言葉にできない。ハンドマイクの波多野さんは、言葉をひとつひとつ丁寧に紡いでいた印象を受ける。peopleの謎で正確な音楽に包まれたあの時間は、本当に気持ちよかった。






あの太陽が偽物だって
どうして誰も気づかないんだろう
























Android携帯からの投稿