あの日あのとき | parade

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日常と音楽と私と。





明日はセンター試験。
一年前の今頃、私も受けていたのだと思うと不思議な気分。

前日は学校を早めに帰宅した。推薦やAOで受かった人たちは授業続行で、それをドアの外から見て目の合ったあの子に手を振って、笑って帰った。なぜか余裕があった。たぶん、やることはもう、ひとつしかなかったからだと思う。

自分を追い込んだわけでもない。だからといって手を抜いたわけでもない。自分のペースではあるけれど、それなりにやってきたのだからあとはもうやるしかない。ただ、それだけを思っていた。

がんばれと言われるのが苦手だけれど、一年前は割と素直に受け取っていた気がする。ああ、がんばらなくちゃいけないんだ、と。

本番は、いつものテストを受けているかのように緊張なんてしていなかった。静かな中で問題を読んで答えて、永遠とその繰り返しがあるだけだった。朝にきたのに気がつけば夜になっていて、なんだか変な気分だった。一日で、ここまでやってきたことが全部試されてしまうのかと、なんだか、ふわふわしていた。


そして今の大学に至るわけだけれど、なんだか時間が過ぎるのは早くて。まだ一年しか経っていないのに遠い昔のことのように感じる。

明日センター試験を受けるみなさん、あとはやるだけです。本当に、やるだけなんです。楽しんでください。そして、家に帰って、試験が終わった、って、ゆっくりしてください。楽しんでください。















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