ボテロに会いに行ったのは
先週のこと。
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20221008-20221211
先に東京や名古屋での展示があり
それを楽しまれたブロガーさんの記事や
関連のテレビ番組やYouTube動画を
チラ見しつつ、
豊満にデフォルメされた
その作品たちを
ぜひ実際に見てみたいなーと
思ったのです。
どきどきしながら対面。
ふんわり
もっちり
こっくり
でも、さらり。
絵が語りかけてくる
その大きな絵たち。
近づいては離れて
離れては近づいて…
ずっと見ていたいと思う作品がたくさん。
現在90歳。
永遠に描き続ける、と言う彼。
これは2019年の作品ですが、
油彩がほとんどだった
これまでの作品に対し、
キャンバスの裏面に
ブルーの下絵を残して描かれた
水彩画なんですよね。
ふくらんだ表現…
いわゆるボテリズムはそのままに
新しい試みをする巨匠の姿勢は
まさに描くために生まれたひと。
内戦の繰り返されるコロンビアに生まれ、
自身の人生は家族との別れや、
才能には恵まれましたが
なかなか評価を得られなかった時期もあり
苦労が多いものだったといいます。
でも、描くことはしあわせ。
それを続けることで
また、しあわせがついて来る、
というのかな…。
彼が作品に込めた思い…
対象物のそのふくらみのなかには
何が入っているのだろう。
ゆたかな色彩やシルキーな肌触り、
軽やかな量感…
楽しげだけれど
シニカル。
そして静かだから
いつまでも飽きない。
出会えてよかったな。
購入したポストカードは
このあいだの記事に貼った
これと
これらです。
眺めては
にっこりしたり
じんわりしたり
きゅんとしているのでした。
だらだら書いちゃった。
おつきあい、ありがとうございました
mieru