昨日読んだ本。
群ようこさんの
「働かないの れんげ荘物語」
40代独身無職の女性のお話。
古い、昭和のかおり濃厚なアパートれんげ荘にすむ主人公の女性のささやかな暮らし…。小さな生活。
読書メーターの感想文にも書いたのだけれど、切れ過ぎない肥後の守で丁寧に削られたHの鉛筆…のような印象の作品でした。
あるいは、それでこりこりと書かれた…といった風合いがあります。
←「こりこりと」は村上春樹さんの表現。すてきですよね。
よい読書でした。
紐の栞がない、この本。
無印良品のこんな付箋を栞のかわりに。
紙ではなくプラスティックフィルムなので、破れないし邪魔になる感じもなくて快適。
ふふふ…。
私も、小さな生活、しているな。
mieru