旦那から何度も着信。
何かあったのだろう、と感づきつつも、息子の昼ごはん、オムツ替えでバタバタで無視した。

しばらくして折り返すと
「かあちゃんが心臓が苦しいって今、救急搬送してるから、しばらく帰れないかもしれないから」


普通は。
「大丈夫!?落ち着いて!」
でしょうが。

この親子。
とにかく大げさに言う。
今までも何度も何度もあって、
その度に本気で心配して対応してた。
でもいつもなんてことない。
かまってちゃん。

「本当にそんなに大変なの?」
もちろん言葉には出さないけど。
そんな風に思ってしまう醜い自分にもげんなりしたけど、仕方なかった。

結果、夕方には自宅に帰ってきた。
その程度。
救急搬送?
よくよく聞けば旦那が普通に運転して病院に行ったって?
処置で楽になって、検査は4日後だって!
おいおい。
大丈夫じゃん。やっぱり。

その頃、自宅では、近隣の川が氾濫しそうで避難勧告。
実家の父より「旦那くんは今日はいるのか?いないなら2人では大変だから、実家に避難を考えなさい」
たしかに。氾濫してから荷物を持って息子と2人の避難は危険すぎる。
旦那は、今日は実家に泊まる予定だったが。


〜〜〜〜〜どちらを選ぶのか〜〜〜〜〜

実母は言った。
「向こうのおかあさん、帰ってきたわけだし、検査がそんなに先ってことは今すぐにどうこうじゃないんでしょ?父親なんだから。家族を守るべきじゃないの?どっちを選ぶのか、聞きなさい。」
もう、実母は怒っていた。
今までも、いざという時にいつも家にはいない。
私と息子2人きり。
そんな状況をずーっと見てきたからこそ、呆れていたし、怒りもしていた。
そりゃそーだ。
大事な娘と孫。
嫁に出した先で大事にされない娘。
色々な事情はあるにせよ、あまりにも蔑ろにし過ぎで怒っていた。

私「今どこ?今日は結局、どっちで寝るの?」
旦那「今、着替をとりに家に向かってる。今日は実家に泊まるかな。」
私「近くの川が氾濫して避難勧告がでた。お父さんが、パパがいるならアパートにいてもいいけど、いないなら避難を考えた方がいいって。どうするの?」
旦那「そうなの?そんなにやばいの?ん〜でも今日は実家に行くかな。おまえ、避難してこいよ?」

わかっていたよ。
あなたが私たちを選ばないことは。

その後すぐに帰ってきて、心配できてくれていた実母に
「あ、うっすー」
挨拶もろくにしない。

私がさっき、電話で伝えたこと、実母からも同じことを聞かれてた。
それでもラチがあかずに、実母は一旦帰宅。

2人で話し合え。と。

帰ったら旦那は
「もう、ダメかもしれない。おれ。どうしよう。かあちゃんに何もできない。はぁ。」
今から川が氾濫して危険な状況、命さえ失ってしまうかもしれない状況になるかもしれない妻と子供の前で。
旦那の頭の中は義母のことしかない。
私たちは彼にとってどんな存在なんだろう。

その後、30分後に実母が避難の手伝いにきてくれるって伝えたら。
「じゃぁ、おれ行くわ。おかあさんによろしくな。俺がいたってどうせ役にたたないしな。」
私の実家までは車で5分。
おれ、荷物もって送っていくよ。
でもなく。
おかあさんきたら挨拶するよ。
でもなく。
嫁が実家にお世話になるのに、自分は義母のことで頭がいっぱい。

なんか、、、さ。
わかるよ?そりゃ、心配でしょう。
でも。
あなたは父親なの。
義母も家族だけど、嫁と子供もあなたの家族なの。
せめて、私の両親に
「自分が見られなくてすみません。嫁と子供のこと、よろしくお願いします」
くらい、、、
言って欲しかったよ。

わかっていた。こういう人だって。
義母も息子に甘えてばかりの人だって。

そんな人を選んでしまったのは自分。

情けない。
情けなくて泣けてくる。
実家の両親、弟。
みんな私と息子を心配してくれる。

ランタンはあるのか?
電池は用意したか?
食べるものは大丈夫?
買い忘れがあれば言って!
水を入れるバッグ持ってくよ!
窓のない部屋で寝なさい!
川が危ないから、避難してきな!
何もなければ、それでいいわけだから。

実家の家族に申し訳なくて、涙が出てくる。
幸せになれなくてごめんね。
嫁にいったのに、迷惑ばかりかけてごめんね。
しっかりした旦那を選べなくて、ごめんね。

情けない、、、
もう、旦那と一緒に生活できない気がする。
でも。
1人になるには、仕事も見つけなきゃ。
住むところも。
ある程度の蓄えもしなきゃ。
いますぐには無理だ。
息子につらい思いをさせるだけだ。

旦那と話し合う気力すらなくなった。
いままでは。
なんとかうまくやっていきたくて、たくさん話をしてきた。
旦那は文句だけいって、忘れるけどね。
今回はもうそんな前向きな気持ちすらない。

旦那にとっての家族は、、、


旦那の心の中を占めているのは
きっと私たちではない。


2019.10.12
台風19号
史上最強といわれ、停電必須と騒がれた台風。
1歳の息子を連れて、何があっても大丈夫なように、数日前から準備…
ある程度のものは揃えてあったけど、あまりにも「危険です!」という報道が多くて、追加で備蓄。
みんな考えることは一緒。
水とかラジオとか懐中電灯とか、、、
息子を保育園に預けてる2時間の中で数日にわけて、あっちこっちのお店をまわる。
家の中でもお風呂に水はり、冷蔵庫内の整理、懐中電灯の電池確認、いざ避難となった時の息子の用意などなど。
やることはたくさん。

そう。
それら全てをひとりでやった。
旦那は。
「そんなにすごいの?え?停電になったらスマホの電気で大丈夫でしょ?それより、台風の日、仕事終わったらジム行くね!」
いっっっつもそう。
防災意識のかけらもない。
のくせに、自分の仕事のことは心配ばかり。
「会社いけるかなー。帰ってこれるかなー。あー、強風で大変だろうなー。」

しるか。
何人もまわりにいて、備蓄だってたくさんある会社。
出勤してた方がむしろ安全な会社。
あなた大人でしょ?

息子を守るための準備。
旦那は「大げさ」って鼻で笑う。


結果、台風は少しそれて大きな被害も、停電も断水もなく、本当に助かった。
(被害の大きかった地域の皆様に心からお見舞い申し上げます)

2019.10.13
次の日の朝。
いろんな片付けをしながら、息子のごはんを用意し、洗濯をまわし。
いつもの忙しい朝。
旦那はソファに。
息子は泣く。
相手しないで、むしろ私のやり方が悪いと責めてくる。
もう。だめだ。
私、少しも休んでない。
朝から動きっぱなし。
しかも息子をみながらね。

あなた。
そこに座って何してるの?

その後、私がひと段落したところで、
懺悔するかのように、
「ごめんよ、何か手伝う?」
バカか。
全部終わったから休んでるんだよ。

実家に行くなら早くいけ。
もじもじといつまでも無駄に家に居座る旦那を出かけさせた。

そう。
その日のお昼過ぎにことは起きた。


つづく。



息子は4日前から発熱。
あがったり、さがったり。
解熱剤のタイミングとか。
夜中の対応とか。
全てが自分で判断しなきゃいけない。
こわい。

湯冷ましつくって。
タオル冷やして。
鼻水すって。
冷え○タ貼って。
寝ずの看病。
と言いながら寝落ちして、ハッて起きて。
抱っこ、抱っこ。
自分のごはんなんか食べられず。
トイレもあれ、いつ行ったっけ?
身体もしんどい。

それでも。
息子が元気になるならば。

ただそれだけ。
それだけで踏ん張ってる。
母親なら当たり前なんだろうけど。

つらいのは変わってあげられないこと。
目の前で苦しんでる息子。
変わってあげたい。
それができないから、
今できることを何でもしてあげたい。

でも。
身体も心も常にはりつめて。
限界ギリギリで。

パパは。
「今日はお風呂で頭は洗ったの?」
「熱またあがったの?」
「今日はジムに行くから帰り遅くなるよ」
「今日の飲み会、行かない方がいい?」
「明日は実家の親を病院に送り迎えだから」
「おれ、念のためマスクしようかなー」
「お前もマスクした方がいいんじゃない?」
「昨日の夜、何かしてた?おれ、寝ぼけてたからよく覚えてないけど」
「おまえもさ、大変だろうけど、おれは仕事あるんだからさ」

どの言葉もグサグサ心をえぐってくる。

きっかけはちょっとしたこと。
私が我慢の限界でブチ切れた。
パパは。
「何でそんなことでキレてんの?」
そのことはきっかけなだけで、
色々積み重なってキレたんだけど。

今日はキャパオーバー。
言葉にならない。
涙がとまらない。
こうなったら泣くしかない。
とまらないし。
しかたないの。
「何で泣いてんだよ。元気出せよ」

お願いだから、私に話しかけないで。

私の気持ちは届かない。


そこから文句が始まった。

全部、今言わなくてもいいこと。

ねぇ。
目の前には熱を出した息子がいるよ?
私は息子の様子をみてるんだよ?

あなたにとって

今一番、大切なのは何?

あっつい身体して、ふーふーしてる息子。

息子の姿はあなたには見えないの?

しんどくて涙とまらないけど、
息子の前では笑って
「ママがいるから大丈夫だよ!」
「一緒に頑張ってお熱やっつけようね!」
って頑張ってる私の姿、気づかないの?


そう。
あなたはいつだって自分が一番。
何よりも自分が一番じゃなきゃいやなのね。
自分が一番大変。
自分が一番頑張ってる。
自分が一番苦労してる。
自分が一番褒められたい。

おまえらを食わせてるのはおれだ。

もっとおれを労われ。


そうね。

仕事が大変だと思って、息子のこと、
何にもお願いしないでいる私の気持ち。

身体がキツイと思って、部屋にとじこもってる
あなたに何も言わない私の気持ち。

ストレス解消したいだろうと、
休みに毎回出かけるあなたを、
一度もせめたことない私の気持ち。

あなたには、
ひとつも伝わらないのね。

どんなに話し合っても、毎回同じこと。
どんなにか、私があなたのことを心配して
そのことを伝えても、あなたには届かない。

あなたは、自分の主張ばかり。
そして、私をせめてばかり。

最後にはいつも脅し。
「もう離婚も考える」
「おれ、寮借りてひとりで住むわ」
「おれの給料なかったら生活できないだろ?」


私はあなたの優しい心をずっと信じてきた。
本当は優しい人。
本当は真面目な人。
本当は一生懸命な人。
だから、どんなにつらくされても、
信じてきた。
あなたのことを信じてきた。

本当は。
違うのかな?

私、つらいよ。
毎日、毎日、
息子とふたり。
必死だよ?
適応障害がでてこないように。
自分の身体、ギリギリまでなんとかして。
頑張ってる。
でも、あなたも仕事大変なのわかってるから。
私は私のこと、自分で解決できるように、
努力してる。

「毎日、ありがとうな」

あなたは、私に「ありがとう」って言わない。
それさえあれば。
頑張れるのに。
何をしても。
言わない。

「本当は思ってるけど、恥ずかしくて言えないんだろうな」

そんな風に信じてたけど。
本当は
違うのかな?


大好きな息子。
その、大好きな息子が
パパと離れるなんて
したくない。
この世でたったひとりのパパ。
私にそれを奪うことはできない。
息子はパパをちゃんと認識してるから。
だから。
私さえ我慢すれば。


なんでこんなことになってるんだろう。
もっと、
もっと、
あったかい家庭のはずだったのに。
パパは、
子供を大事にしてくれると思ってたのに。

私が悪いのかな。
私が至らないのかな。
私の努力がたりないのかな。

完璧だとはいわないよ。
ダメなところばかりだって、わかってるよ。
でも、頑張ってる…
私、頑張ってるよ…

つらいよ。


あなたが

私に文句を言うたびに

私は動悸がして

頭が混乱して

今、何をしなきゃいけないのか、

こらから、何をするのか、

全部わからなくなっちゃうの。

息子のこと、できなくなっちゃうの。


はりつめてたものが

パンってはじけて

真っ白になっちゃうの




あなたには

一生

伝わらないのかな