あれは
義母の一周忌法要の
食事会で起こった出来事。
義父が行きつけの
割烹料理屋さんで
皆が食事会をする
大きなスペースの和室の向かいに
6帖ぐらいの和室があり
そこで授乳やオムツ替えなど
しても良いよ~と
大将が行ってくれた為
まだ生後4~5か月の
長男に授乳していた時
ガラガラー
と襖が開き
義父が入ってきた!
ええ感じに酔っぱらっている
義父は
しばらく
そこで佇んで
授乳してるのを見ている
えっ?
何で見てんの?
普通
嫁がおっぱい出して
授乳してたら
あ!ごめん
とか
なるんちゃうーん
と思いながら
かと言って
そこに義父がいるのに
授乳を中断して
おっぱいポローンと出すのも
絶対にイヤやん
どうしよう。。。
早く撤退してくれー
と思っていたら
おっ!
もっちゃん
おっぱい
やってるんか~
とニコニコしながら
出ていく様子はない
いやいや!
そんなん見たら分かるやん
何でいつまでも
そこにおんねん
はよ
出ていってくれ!
空気読めよ!
気持ち悪いんですけどー
とも言えず…
いつまでおるんやろ?
片方のおっぱい終わっても
このまま吸わせ続ける?
いやー
絶対に長男泣くやん
どうやって
反対のおっぱい飲ませよう
義父の前で
おっぱいポロリだけは
絶対したくなーい
結局
気まずいまま
5分ぐらい
授乳するのを見ていた
長かった
あの気まずいまま
流れて行く時間は
私にとっては
何十分にも感じた
義父への拒絶感が増しただけの
出来事
義父に何の下心もない
だからこそ
見てたんだろうけど
気持ち悪さしかない
それ以来
義父にそっくりだった
長男に授乳する度に
あの気持ち悪さが
蘇った
何の罪もない長男に
言い様のない罪悪感を感じた
だって
目を瞑って
おっぱいを飲んでる
長男の顔は
メガネを外した
義父と
全く同じ顔だったから
恐るべし遺伝子