出産と天上の話。

巻貝のように、ぐるぐる回る螺旋の天井。
天空へと繋がる窓。

去年の今頃、

初めて、我が家の建物に入った時、

「あっ、出産と同じだ、、、

出産の時感じた
あのイメージと同じだぁ！」

と思った。

初めてのお産の時、

長女がこの世に誕生する、
あの瞬間。

内側から押し出してくる力が凄過ごすぎて、
私の胎内はまるで、

ブラックホールにでもなったのかと感じた。

目を瞑ると真っ暗闇の
とてつもなく大きなそこと、

この地球が、

私のお腹を通して繋がっていて、

私のお腹は、

でっかい巻貝にでもなったみたいに思えた。

貝の先端はブラックホール。
貝の下の方は私のおまた。

グルンッ、グルンと
強烈な渦を巻いて、

真っ暗闇の宇宙から、
赤ちゃんが地球にやってきた。

出産は、まさにコスモスパイラルだと思った！！

（長野市でずくなしカフェをやっていた時に借りていたビルの名前は、コスモスパイラルビル！）

あの時、女である私の身体は、

宇宙と地球を繋ぐ
ただの「筒」。

巻貝の形のただの「筒」。

神様とか、宗教とかよくわからないけど、

あの時、時空を飛び越えて
無の空間から命が誕生する、

宇宙創造の場にいたのでは無いかと

思うほど、

命が誕生する瞬間の、
神秘的な自分の想像力にびっくりしたのでした。

そして、そのイメージそのものが、この天上。

もう一度、あの感覚を味わいたいと期待してたんだけど、

残念ながら、第二子・第三子の出産時は

このイメージは湧かなかったな。。

去年の今頃は、ちょうど引き渡して頂いて、

旦那様が床張りを頑張ってくれていました。

（これは二階。家は、木と土で出来ていて

真ん中が、まぁるい吹き抜け。流木の手すり。）