陰暦五月、梅雨の季節の晴れ間を「五月晴れ」と呼び、

今の5月の晴天のことではないそうですが、

今年5月は雨が多くて、晴れ間があると「五月晴れ」と呼びたくなります。

 

「空」をお題にした5月のブックカフェは5人参加で開催しました。

急なご旅行に行かれた方や、体調が思わしくない方が参加できなかった一方、お話を聞くだけでもと初めて参加された方、「ピンチヒッター」で飛び込み参加された方がいらっしゃいました。

 

初参加の方も話の輪に入っていただくことができ、飛び込み参加の方はお題に合わせてピアノで「月の光」を弾いてくださり、和気藹々のうちに終了し、ほっとしています。

 

紹介された本は次の8冊でした。紹介順に。

 

📗『夜間飛行』(サン=テグジュペリ) 危険に満ちた夜間飛行の郵便機を操縦する飛行士たちを記録した詩的な作品。空を愛し空に散った作者の初期の作品です。

📕『いまは、空しか見えない』(白尾悠) 女子高校生の友情とか親への反発とか、夢とか… 「女による女のためのR-18文学賞」受賞作品だそうです!

📗『空白の戦記』(吉村昭)から「太陽が見たい」 終戦間際、沖縄・伊江島の洞窟内で集団自決を迫られながら、主人公の少女の妹の「太陽が見たい」のひとことで救われた島の人々。

📕『いつか見た青い空』(りさり) カトリック教会がつくった女子児童養護施設での生活を明るく描いたコミック。空色の表紙に女の子の顔がレリーフ状に描かれていて印象的です。

📗『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治) 童話なのですが、子どもにはむずかしいお話ですね! でもリズミカルな文章なので、子どもの頃、意味もわからず声を出して読みました! なんてお話が出ました。

📕『空の名前』(高橋健司) 空、天候、季節の移ろいを表す日本語と、それらをイメージする写真を載せた、「歳時記風天気図鑑」。自然の美しさ、おもしろさとともに日本語の豊かさを感じられるロングセラーです。二人の参加者が紹介しました。

📗『天文歳時記』(海部宣男) 国立天文台長だった著者が、星・宇宙・自然をやさしく説きながら詩歌を紹介。豊かな世界に身を浸す歳時記エッセイ。(帯から)

📕『夏の星座博物館』(山田卓) 著者自身によるイラストが豊富な楽しい星座のガイドブック。上の『天文歳時記』とこの本を紹介してくれたTさんは、高校時代天文部に所属していて、今も同窓会で天体観測の合宿をしているそうです。

 

さて、6月のお題は

「旅」

です!

 

6月は都合により

第3日曜日(16日)

に開催します。お間違えなく!