第9回ブックカフェ お題は「笑」
 

単純に笑える本、笑いについて考えさせる本、いろいろな笑いのカタチ、タイトルは笑えるけれど読むとあまり笑えない本……
本は選べなかった代わりに、ひとから教わった笑い話(落語のさわり)をお話しくださった方も♪
過去最多8名の参加でなかなか盛り上がりました!
 

今回も「どんぐりルーレット」で紹介の順番を決めました。

一番手は、本はナシ。笑い話「火の用心」。飲んべえのおはなしでした(笑)

以下紹介順に

 

『はたらかないで、たらふく食べたい』(栗原康 タバブックス)

『老人ホームで死ぬほどモテたい』(上坂あゆ美 書肆侃侃房)

…この2冊はタイトルで笑える本、ですが、ちょっとシリアス。『老人ホームで・・・』は短歌集です。

 

『100万回死んだねこ』(福井県立図書館 講談社)

…100万回生きたねこ、ではありません。覚え違いの本のタイトル集! この本ありますか?と図書館に問い合わせのあった事例を集めた、ともかく笑えるマジメな本!

 

『笑うな』(筒井康隆 新潮社)

…SFショートショート集。表題作は笑えるようで笑えないようで、なかなか哲学的!

 

『ドキドキしちゃう』(岡本太郎 小学館クリエイティブ)

…岡本太郎の書を集めた小さな本。その1頁が「笑」。笑わない印象の岡本太郎にとっての笑いとは?

 

『笑いの哲学』(木村覚 講談社)

…良い笑い、良くない笑い、ユーモアとは、といったことを哲学している人文書。

 

『科学がつきとめた運のいい人』(中野信子 サンマーク出版)

『人生の目的』(本田健 大和書房)

『好きになられる能力』(松崎久純 光文社)

…この3冊は、脳科学者、経営コンサルタント、人材育成専門家が説く、笑える人生への案内書、といった感じでしょうか。

 

『県庁おもてなし課』(有川浩 角川書店)

…なかなか皮肉の効いた笑いを誘う作品ですね!

 

『サザエさん』(長谷川町子 姉妹社)

…戦後まもない頃に発行された第1巻をお持ちくださいました! 笑える本と言ったらコレ!ということで。

 

『あれも食いたいこれも食いたい』(東海林さだお 朝日新聞社)

…週刊朝日に連載されていました。たまたまブックカフェの日の「天声人語」で「派閥」の話題にからめて東海林さだおさんのフレーズ「おでんの世界も派閥でできている」を取り上げられたので急きょこの作品をエントリーされた、とのこと!

 

『国境』(南藻登 三一書房)

…紹介された方はこの本をお母様からプレゼントされたそうです(お母様はお読みになっていない!)。女性バックパッカーのトルコ〜インド一人旅のドキュメントノベル。主人公がにやりと笑うシーンがありますが、紹介された方は「逆に笑えない」そうです!

 

『裁判官の爆笑お言葉集』(長嶺超輝 幻冬舎)

…お堅い印象のある裁判官ですが、人情味あふれる個性的な方が案外多いみたいです!

 

『お金本』(左右社)

…明治の文豪から現代作家までお金にまつわるエピソードを集めた本。笑える話が多いようです!

 

『米原万里ベストエッセイ』(米原万里 KADOKAWA)

…50代で急逝されたロシア語通訳者・作家。下ネタを交えてのユーモアと毒舌あふれる文章は愛されていますね!

 

さて次回は第10回!

3月10日(日)13:30〜15:30

お題は…

 

「復」です!

自由に解釈して、これぞと思う本をご紹介ください!