伯父夫婦宅での療養3日目。
午前中に、和式トイレを洋式トイレにする簡易リフォーム便器
が到着したため、早速、トイレに据えつける。
正午頃、お袋のケータイへ様子見の電話。
いつもより暗いトーンの声で、やや会話もチグハグしている。
その後、お袋に「ポータブルテレビ(DVD再生機能つき)」を
プレゼントしたいという兄ファミリーと一緒に、近くの家電量販店へ。
夜、伯母からケータイへ電話。
「今日はちょっと様子がおかしい」との事。
急いで伯父夫婦宅へ向かうと、布団に横たわって意味不明なうわ言
を呟いているお袋の姿があった。
いくら話しかけても「うん、うん」と返事をするだけで、まったく会話が
成立しない状態。
おそらく、貧血もしくは栄養不足で、意識が朦朧としているものと
思われる。
伯母と一緒にしばらく様子を見ていると、時折、会話が「つながる」
瞬間があるため、「一刻を争う事態」というわけではなさそうだが、
今夜は、伯母がお袋の隣に布団を並べて、ずっと「待機」してくれる
との事。
また、明日、点滴を打ちに病院へ行く予定になっているため、もしも
「意識不明瞭」の状態が続けば、そのまま入院させるという選択肢を
確認する。
最早、「末期がん」という段階とあってか、たった一日で容態が「一変」
する事態も、常に、考慮しておかなければならない気がする。
「今日の状態が明日も続くだろう」
という油断は、いっさい禁物である。