脳に水がたまり

バルブ調整をしてもらった夫

 

それなのに

 

生活は

ほとんど変わりませんでした(涙)

トイレ回数だけは

少しずつ減っていきました。

でもそれだけ。

易怒性と変な行動は変わらず。

悲しいけど

これが本来の障害の現れなのでしょう。

 

 

そんな中、夫の職場の上司と

久しぶりに会うことになりました。

入院中も何度か面会に

来て下さいましたが

退院してからは初です。

 

心配で連絡をもらうたびに

「けっこうです!」「それは無し!」

と拒否を続けていたので

今回はたまたま会ってもいいと

思ったのか?ウンと受け入れました。

 

しかし季節は夏真っ盛り。

毎日35度を超える真夏日で、

私は熱中症気味になってしまいました。

 

とりあえず上司に連絡し、

夫にも、私の体調不良で

延期することを伝えました。

その時はウンと頷いたり

「けっこうです」(どっち?)

と言ったりしていました。

一応伝わったと感じていました。

 

でも。

結果的には

理解していなかったようです

 

予定日の数日前から毎朝、

スウェットではないズボンを

履いて玄関の椅子に座っています。

何だか怪しいなー、と思った最中…

 

またしても

「ほうこく!かちょう ぶちょう!」

と始まりました。

たぶん会う予定だったことだろう

と思いながら、

延期してまだ日にちは決めてない、

と伝えますが理解しません。

 

「けっかー。〇※★~しなきゃいけない!」

と電話機を持ってきました。

改めて予定を決めるから私に任せて!

と言うとおとなしくなりました。

 

その後も玄関に座ったまま

「セブン、コインランドリー、いや、」

とブツブツ言っていましたが、

いつの間にか

玄関から出てしまっていました。

(!気づかなかった)

 

電話が鳴り、

出るとマンション管理人さんからでした。

ご主人が来て話をされてますが、

何を言いたいのかわからない

とのことでした。

 

またかー!

管理人さんが

解決してくれると思っているの?

 

私はすぐ1階におりました。

でもひと足遅く…

夫は外へ出て行ったとのこと。

 

急いで追いますが見つかりません。

その後自転車に乗り換え、

セブン、コインランドリ、駅、と

グルグル近所を探しました。

 

その間も暑いこと暑いこと。

これじゃまた熱中症だよーと

耐えられず、40分探したところで

ひとまず帰りました。

捜索願をだそうか?

と考えながら戻ると

 

! 帰ってました

 

どこ行ってたのーー(怒)

と問い詰めると

「○○えき」

と最寄りの駅名を言いました。

 

本当かはわかりませんが、

退院後初めて一人で出歩き、

家に戻ることができた、

という事実だけは

少し安心しました。

 

管理人さんに謝罪に行くと、

今度ご主人が一人の時は

ご連絡しますね、

と優しい言葉をいただき

感謝感謝でした。