ジョアン・モレイラと、今日の予想 | みえーるの日常

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グリーンチャンネルでやっていたので見てみました。

「マジックマン!!モレイラの秘密を探る」

2017年7月現在とテロップが出てるので、かなり昔のものだと思いますので、

あくまで、2017年〜2018年あたりの状況として

ブログをお読みいただければと思います。

 

えらく感銘を受けたので、人生の指針となるように、ブログに残しときます。

 

私的には、正直、日本で騎乗してる香港のTOPジョッキーで「マジックマン」という異名を持っている。

そのぐらいの認識しかなかったが、改めて彼の凄さがわかりました。

 

ジョアン・モレイラ

彼は香港ジョッキークラブでジョッキーとして活躍しています。

 

香港競馬とは

競馬場

 シャティン競馬場と、ハッピーバレー競馬場があり、日本で有名なのはシャティン競馬場ですね。

 日本みたいにめちゃくちゃ競馬場はないみたい。

 

クラス

 レーティング毎に6段階プラス新馬戦を加えた7クラスで編成されています。

 そのほとんどがハンデ戦なので、同じ馬で勝つことは本当に難しい。

 日本でいう3冠は、4歳が対象となる

 

裁決

 世界一厳しいと言われていて、制裁などが多いと翌シーズンは騎乗できない場合もある

 そう考えると、日本は甘いね・・

 

こういう場所でモレイラJは戦って、リーディング首位ってことは、やっぱりすごいってことがわかる。

 

香港での経歴

 

2013年10月から香港で騎乗開始

2年目で145勝(D.ホワイト114勝がトップ記録だった)

3年目168勝

4年目171勝

と自らの記録を塗り替えていった

 

彼は2017年3月、香港で初となる、ラッパードラゴンと4歳3冠を達成

(残念ながらラッパードラゴンはレース中に亡くなっています)

 

2018年9月6日(移籍5年目)8戦8勝(騎乗機会全勝記録)を達成

 

 

 

彼の原点祖国ブラジル・クリティーバ

父親が早く他界し、貧しい少年時代を過ごす。

いとこの育成牧場で手伝いをしていて、8歳か9歳の頃、騎手になると決めたそうだ。

14歳で、自分には騎手しかないと思っていた。

18歳で見習い騎手となった彼はブラジルでの騎手時代に、9年で1000勝をあげた。

 

そのあと、これだけ活躍していたのに、彼はブラジルを離れ、英語も喋れなかったのに

2009年シンガポールへ移籍(フリーランス契約)

中でも、ダグラスドラゴン調教師(娘のレテイシャ・ドラゴン調教師)にお世話になったそうだ。

 

シンガポールへ移籍したシーズン(2009年)はリーディング3位も、

その翌シーズンからは4シーズン連続1位

2012年には206勝(最多勝利記録達成) 国際騎手競争でも優勝!

彼はとにかくシンガポールにいた頃から、香港で騎乗したかったようで、この国際競争での優勝が、香港へ移籍するきっかけになった。

 

シンガポール時代お世話になっていた調教師の娘のレテイシャ・ドラゴン調教師

「彼の美しい騎乗フォームはまるで幽霊が乗っているかのよう。馬に全く負担をかけない」と。

 関係者といい関係を築ける人間性も評価していた

 

シンガポールで9回リーディングを取った調教師ローリー・ラクソン

40年を超える調教師人生の中で最高の騎手、今まで出会ったことがない」と。

「どんな馬でも手の内に入れてしまう」と語っています。

 

シンガポール3冠を達成したジョリーズシンジュを育てた高岡秀行調教師

「馬に乗ったら、馬そのものになってしまう。馬に負担のかからない位置に彼は乗っている」と表現

 

武豊J

「初めて乗る馬でもきっちり結果を出すと言うことは、馬のくせを掴んだり、

競馬場の特性を掴んだりする能力があるんだと思います」

 

ルメールJ

「スタートがうまく、ポジションを取るのが上手い。競馬のセンスがあり、すぐにペースがわかる」

 

 

彼の思い出のレース

2014年12月14日 香港マイル(G1)

 エイブルフレンドは忘れられない馬だと。初めて国際競争を勝った馬であり、多くのG1を勝たせてくれた馬

 ベスト1だそうだ。

 

2017年3月 ドバイターフ(G1)

 ヴィブロスでの騎乗は、最初、彼が思い描いているポジションではなかったが、スタート後、

彼は天候なども読み、レースを組み立て見事に勝利に導いた。

 

日本での騎乗

2015年 ワールドオールスタージョッキーズで総合優勝

2016年 騎乗機会7連勝(タイ記録)

 

努力

彼の素晴らしさは天性のものだけではない。当然、陰では色々な研究をしていて、

初めて騎乗する競馬場ではコース・騎乗馬の特性だけではなく、相手Jや他の馬の特性も研究し、

レースの展開を読むんだそうだ。

 

日本馬との海外レース

2016年5月 チャンピオンズマイル(G1)  モーリス

2016年12月 香港ヴァーズ(G1)  サトノクラウン

2017年3月 ドバイターフ(G1) ヴィブロス

2017年4月 クイーンエリザベスⅡ世C(G1)  ネオリアリズム

 

他のジョッキーとの違い(他の騎手の人もしているかもしれないが)

やはりスタート。スタートを決めることは大切。そのために2つのことを心がけているそうだ。

手綱を持つ位置も他のジョッキーより短く持つのが彼の特徴。馬がリラックスしてから手綱を緩める。

手前を頻繁に変えさせることで馬が一瞬楽になるので、それを促している。

馬の上ではバランスを保ち、手綱を離しても動いてる馬の上で、同じ動きをキープできる

彼の使っているあぶみの違い。(ステップが広く、バランスをキープするのにいいし、落馬しても引きづられないし、安全面でもいいらしいとのこと)

多くの調教にのり、騎乗馬を選んでいる。

 (その前の週のレースで良い走りをした馬のメモをし、その調教師などに連絡をとり、

自分が乗れないか、アプローチしていくそうだ。)

 PCも使って、騎乗馬の情報を収集し分析、毎日2時間程度のデスクワークをしている

調教師に的確なフィードバックをしている。

 

 

努力家でもあり、天才でもあるってことですな。

 

フランスの元トップジョッキーフェリックス・コーツィ曰く

「彼は騎手として全てを金揃えている。彼の「マジック」とはバランスだ。」

 

高松宮記念を制したザカリー・バートン曰く

「コーナーや、馬がバランスを崩した時に、モレイラはすぐに体重移動ができ、バランスが良い。

馬もリラックスして走れる。真似しようとしても簡単に真似できない」

 

こんなに勝ちまくって勝ち組の彼ですが、

 

彼のハングリー精神の源とは果たしてなんなのか。。。

内をついてくることへのリスクについて。の質問で、

「勝てるチャンスは2度と巡ってこない。リスクを背負ってでもチャンスを掴まなければいけない。

落馬だって大したことじゃない。」と語る

 

彼は自分の人生の苦労と比べれば、落馬は大したことではない。落馬より最悪の状況にいたと語る

 

神から授かった天性のものを持ったモレイラJの「最悪の状況」を、深く知ることはできないが、

最近亡くなった康太Jや、まだ意識がはっきりしていないのかな、吉田隼人Jのことを思い返すと、

落馬自体が相当重いもので、キツくしんどいものだとわかるだけに、それよりも??と感じてしまう。

 

ただ、経験したから言っているんだと思うので、よほどのものがモレイラJの根底にあって、彼を突き動かしているんだと思った。

 

そんな彼は言う

「みんなの協力のおかげで成功できた。一人ではここまで来られなかった。

たくさんの人の助けがあってこそ」

 

「勝つ日も負ける日もあります。また次に向かって頑張りたいと思います。」

 

私にマジックは使えません。応援し、騎手として認めてくれてるという意思表示だと思っている」

 

「理想に騎手像にはまだまだ遠い、60点も取れていない。おそらく00点に近い点を取れることはないでしょう。」

 

「完璧な人間はいない。たくさん失敗しますし、多くの経験から学ぶことも成長することもある。

環境に左右されることもあるけど、努力は惜しまない。決して後戻りだけはしたくない。

アップダウンはあったけど、常に新しいことを学び進化し続けたことでたくさんの人と出会い、成長できた。

これからも様々ば場所で挑戦したい」

 

 

ジョアン・モレイラ

彼は私の人生の師となった

 

TUF杯

◎エスカル

馬連 ①ー⑤⑦⑩⑪⑭   

 

テレQ杯

◎ セブンマジシャン

3連複 ④ー②⑥⑦⑩⑫