コロナ自粛期間中に
ネットでいろいろなサービスが
提供されるようになり
白鳥哲監督の映画も
Web上で限定公開されています
白鳥監督の作品は
通常有志の個人や団体が
自主上映会という形で上映していて
普通の映画館で公開された後に
DVDやオンデマンド作品が
リリースされるという
一般的な映画作品とは異なります
これは
白鳥監督の映画作品のコンセプトとして
多数の人々が一つの空間に共に集い
そこで感動を共有し
「第三のステージ」が作り上げられること
を目的としていることにあると
HP上で語られていました
「第三のステージ」というのは
同じ作品を観た観客が
共に集ったその場で作り上げる
「共鳴磁場」のこととされています
それってスピリチュアル的にいうと
集合意識ってやつなのでしょうかね
上映会の主催者がスピリチュアル系の
セッションを行っている方が多いので
勝手な想像で
ファンタジーな世界観の内容なのかと思って
ちょっと敬遠していたところがありました
が、今回、
なんかふっと気になって
「蘇生2」を観ました
端的に感想を述べるならば
すばらしい!!!(笑)
完全に食わず嫌いでした
ネタバレになってしまうので
あまり内容は書きませんが、、、
タイトルにある 「愛と微生物」
それが映画のストーリーの核
なのですが、、、
微生物(EM)による環境の蘇生について
そして人の「愛」という意識が
微生物の発酵の効力にも
影響を与え得ることについて
科学的な根拠や実証結果を示しながら
その可能性について
壮大なスケールで描かれている
この映画で取り上げられている微生物は
「EM」
のことで
これって生ゴミ処理とかで
よく使われている
あの「ボカシ」といわれるやつです
東日本大震災に見舞われた福島で
津波による塩害と放射能によって
壊滅状態となった土壌
この土地にEM散布を続けた結果
放射能を消失させる効果が確認されて
震災前の状態への回復どころか
様々な化学反応によって
驚くべき改善を遂げている現実
あの「ボカシ」によって
この映画の素晴らしいところは
福島に留まらず
今後の微生物の
活用可能性についての
海外での研究事例などにも
触れていること
その構想の完成度の高さと
スケール感の大きさに
思いっきり魅せられてしまいました
でも、その根底にあるのは
「愛」と「微生物」 なのですよ
誰でも手にすることができる
身近な手段を提示し
それを活用することの
無限の可能性とその効果を
映像で観ることにより
一気にリアリティを増す
冒頭に記した白鳥監督の
映画上映会にこだわりを持たれている
その意味がよくわかりました
思考は現実化するという
スピリチュアルの基本中の基本
ともいえるコンセプト
これに集合意識に
投影することによって
実社会に適用させていく
環境問題については
マイナスの部分についての指摘が
クローズアップされることが多い中
CO2排出量の抑制や
プラスチックの削減など
今までの生活に不便さを伴う対応が
要請されるものの
その効果が目に見える形で
示されることは
ほとんどないように思う
どこか机上の空論というか
どこか政治的な意図
プロパガンダ的な
どこか利権関係の気配を感じる
どこか現実味を帯びないような
そんな印象を持っていました
この映画では
現在の人類の生活に
大きな制限を加えることなく
環境問題への具体的な
改善策が提言されていて
それは本当に現実世界に
適用可能なものかどうかは
これから実証される
のだとは思うけれど
少なくとも個人の意識
つまるところ
信じる心や
見返りを求めない愛
それにより
地球の蘇生が
実現した現実がある
将来はそんなに
悲観するようなものではない
そんな予感とともに
とても爽快な気持ちにさせてくれる
ドキュメンタリー映画でした