【5日目/釧路→根室→釧路→網走=納沙布岬巡りメインの1日 その2】
お待たせいたしました(誰も待ってなかったりして)
昨年末の北海道旅行記の続きです
時系列を再確認いたしますと、旅行5日目、北海道上陸4日目、12月20日(木)の話です。
前回は、納沙布岬を慌ててUターンという場面で終わっていますので、その続きから…
納沙布岬を出発し、快晴の下、途中にあったコンビニで昼食としてパンを買い
レンタカー屋さんへと急ぎました
レンタカー屋さんに着いたのが13:10
営業所に戻ると、
「お客さん、13:33の列車で帰られるんでしょ?そろそろ戻って来られないとマズいな~なんて言ってたところでしたよ」
と、スタッフさんに言われてしまいました。
そう、根室本線も閑散線区でして、根室駅を発着する列車は1日6本しかないんです
稚内より更に1本少ない上に、稚内のような特急もない。全部普通列車か快速列車です。
仮に私が13:33発の列車に乗り遅れたら、次は16:09まで列車がありません。
根室駅の構内はとても広くて、待合室も広く、きっと昔は賑わっていたんだろうなぁと思うのですが、寂しいものですね。
レンタカー屋さんはとても親切で、帰りも根室駅まで送って下さいました。この往復だけでも、恐らくタクシーだとワンメーターでは納まらないと思いますので、とてもありがたいサービスです。
さて日本最東端から引き返して、再び釧路へ戻り、釧路からは網走を目指します。
復路では、絶景区間での原則サービスはありませんでしたが、往路で大体の場所をインプットしていたので、その区間に入ったら、席からスマホとデジカメを構えました。
ご覧の通り、川が凍っています
どれだけ寒いかってのが、よく分かりました。
それでも時々白鳥の姿が見えたので、何とか写真に入らないかなと頑張ってみたんですが、なかなか難しいですね~、これが精一杯でした
ちなみに復路の釧路行ですが、私は北海道の個別の車両事情までは疎いので分からなかったんですが、後にネットで色々見ていたら、結構この車両に乗れたのは運が良いらしいです
確かに往路の車両と違って、車内の大半がフカフカの転換式クロスシートでした。ロングシートはオマケ程度にちょっとだけ。
よく分かりませんが、依然、急行列車として使われていた車両なのかもしれません(違ってたらごめんなさーい)。
…実は往路で出会った変人が、復路のこの列車にもいたんです
ヤツも同じ行程だなんて
ですが、復路の車内は往路と違って結構満員に近く、立ち客も途中から出るほどで、往路と違って変人も奇抜な行動をすることは出来ず、グッと我慢していたようでした(笑)
列車は定刻15:51に釧路に戻り、さてそろそろ到着予定の「スーパーおおぞら5号」でも撮影するか…と思っていたら、案の定(?)「スーパーおおぞら5号」は、途中駅での行き違い列車の遅れにより、釧路には12分程度遅れて到着しますと言っています。
よく遅れるんですね
と思いながら、ふといつの間にか入線していた釧網本線網走行を見たら、既に殆どの席が埋まってるじゃありませんか
たった一席だけ、転換式クロスシートが空いていたので、慌ててその席を確保に走りました
網走行は16:05発。スーパーおおぞら5号は本来なら15:56着。
12分遅れと言ってるから、そろそろ到着なんじゃないかな?と思って、網走行きの車内で到着を待っていたんですが、一向に到着する気配がありません。
案の定、20分遅れだと訂正しています(苦笑)
私も今は職場の位置上、車通勤ですが、かつて列車通勤していた頃、冬場はよく北陸本線の列車が遅れていたものです。
これが、大体アナウンスが言う遅れ時間の2倍遅れる、この方程式が確立されているんですよね(苦笑)
「只今富山行は5分遅れで…」とアナウンスが言えば、それは10分遅れと言うこと。
「只今糸魚川行は10分遅れで…」とアナウンスすれば、それは20分遅れと言うこと。
この方程式が、釧路で発動されました
そしてこの16:05発網走行は、「スーパーおおぞら5号」の到着を待ち、乗り換え客を確認してから出発すると言ってます。
単線区間が多いと、こうやって連鎖反応が次々起こっちゃうんですよね
まあ私は、この日はこの網走行が最後に乗る列車なので、今日中に網走に着いてさえくれれば、それでよしなので、ノンビリと待っていました。
「スーパーおおぞら5号」は、案の定25分ほど遅れて、16:20過ぎに釧路駅に到着しました。
(やっぱり最初のアナウンスの2倍遅い…ムフフ)
等と不埒なことを考えていたら、結構スーパーおおぞら5号から網走行に乗り換えるお客さんが多いんです
これにはビックリしました
需要があるんですね~。
これなら釧網本線の本数も少ないですし、待たなきゃいけませんね。
もしかしたら特急の車内で、網走行きに乗り換える予定のお客様はいますかとカウントしていたのかもしれません。
…昔なんですが、広島から富山に帰る時、新大阪から特急「雷鳥」で帰ってたんですが、途中で大雨に遭遇し、10分ほど遅れたことがあるんです。
その時、富山駅で5分で乗り継げるはずの普通列車は、雷鳥を待ちもせずに行ってしまい、私は富山駅で次の列車を40分待ったことがあるので、実はその恨みが今でも…(笑)
と言うわけで、網走行は定刻より約20分遅れで、満員の状態で釧路を出発しました。
以前書いた通り、午後4時を過ぎると北海道はもう夜です。
ただこの日は素晴らしすぎる快晴だったので、ちょっとまだ夕日の残像が残っていました。
そんな風景を網走行の列車から撮ったのがこの1枚です
うーん、我ながら情緒ある1枚だなぁ(笑)
その後は恒例のごとく、真っ暗闇の中を、網走行は淡々と走っていきます。
やはり沿線は住宅も少ないため、車窓がほぼ真っ暗ですね。
明るい時間帯なら、途中でオホーツク海沿岸という絶景区間を堪能出来るんですが、真っ暗で一体今ここはどこ?状態です
釧路駅手前の絶景、そしてオホーツク沿岸の絶景、この2つが暗闇で分からなかったので、もしまた北海道へ行けるチャンスがあれば、この2つの絶景を堪能すべく、道東を中心に攻めたいと思います(笑)
列車は徐々に遅れを回復し、途中の知床斜里という駅では元々30分近く停車することになっているので、その知床斜里に5分ほど遅れて(凄い15分も回復してた)着いた時点で、もう遅延は解消したと言って良いでしょう。
約20分ほど停車するため、これだけ停まってるんなら、駅の中を探索しないわけにはいきません(笑)
色々と道東ならではのものがないか、駅舎をウロウロしましたら、一番道東らしい方々の顔出し看板がありました
去年の五輪で注目を浴び、流行語大賞で再び脚光を浴びた皆さんですが、是非一過性のブームで終わらず、今後も人気競技であってほしいです
駅名からして、近くはきっと森繁久彌氏や加藤登紀子さんが歌った知床の海なんだろうな~と思うのですが、しつこいようですが暗いのが残念
次に北海道へ行く時は、夏至の辺りに行かなくては…
さて休憩を終えて、再び列車は網走へ向かいます。
後に地図で確認したら、この知床斜里から網走までが、オホーツク海沿岸を走る絶景区間だと分かりました。
あ゛~悔しいっ(笑)
その絶景区間を淡々と列車は走りまして、網走に遂に着きました
私の思った網走の第一印象は、
「寒い」
です。
これまで4日間、北海道を旅してきたんですが、他のどの地域よりも寒かったです
稚内よりも寒かったです
なるほど、流氷が接岸するのはオホーツク海ですし、他の北海道の海沿いでは、流氷が接岸するとは聞いたことがありません
ということは、北海道で一番寒い地域は網走周辺なのかもしれません
だから刑務所も網走に作ったんでしょうね
冬は極寒の中、暖房もない環境で過ごさせて、悪人どもに反省させると…
そんな訳で私も一晩収監されに…いやいや、ちゃんとしたお宿に泊まります
チェーン系ホテルは色々ありますが、私にとっては初のドーミーイン体験になりました
しかし駅から遠い…
公式案内では、駅から徒歩10分なんですが、道路が凍結しているので、余計にソロリソロリと歩かねばならず、荷物も重たくて、ドーミーインはまだか、ドーミーインはまだか、と念仏のように唱えながら、激寒な凍結路面を15分少々歩きました。
初めて歩く土地だと、土地勘がないので、余計に長く感じますね。
だがしかし
JAらんで全ポイントを投入し、実際の支払額を激安に抑えての初ドーミーインだったんですが、駅からちょっと遠くても、これは泊まる価値があるホテルでした
なんと素晴らしい部屋の作り
夜鳴そばサービス
天然温泉
じゃRんで予約して一泊すると、後に泊まった時の感想を求めるメールが来るんですが、五つ星を付けさせて頂き、ポイントを使い過ぎてごめんなさいと書きました(笑)
さて夜鳴そばサービスを夕食としても良いのですが、前日もこの日も、ロクな食事をしていない私
ドーミーインに辿り着く前に見付けた、網走ビール館&焼肉屋さんに心が動いていました
と言うわけで、夕飯は一人焼肉を慣行
いや~美味い
サイコー
2日間、非常食とコンビニ食材で耐えた私の体に、北海道の牛肉、野菜、ビール、ご飯が次々と注ぎ込まれていきます
次々値段も顧みずに注文してたら、最後の会計での金額が、この日のドーミーインで実際に支払った金額よりも高く付いてしまうほど、よく食べました(笑)
満足してホテルに帰る道すがら、何となくホテル脇の橋から見える夜景が情緒あったので、撮ってみました。
この日は北海道で過ごす最後の夜
あっという間だったな~
翌日は網走から一気に本州へと戻る行程を組んでいましたが、やっぱりトラブルが
さてミエハルはどんなトラブルに巻き込まれたのでしょうか
残り文字数が少ないので、次回以降へ続きまーす