「臨床真理」  柚月 裕子


「このミス」大賞作品。
この間このミス関連で痛い目にあったばかりだというのに。

そして、この作品も…


あらすじ。最近手抜き。

臨床心理士になったばかりの主人公(なかなかうざくて感情移入しづらい)は
はじめて担当した患者に「おれ言葉に色がついてみえるんす。ウソついてる人は赤ね。
んで、おれの仲良し死んだ理由教えてチョ。」みたいなこと言われ
やだ、死んじゃった弟を助けるみたい!!とか思って
いろいろ自分勝手な行動を繰り返すと。
3分の1位でほぼ話の根幹は見えてくるけど、主人公は驚くほどとろいので
全く真実に気付かない、と。


重度の統合失調症だと言われた患者の青年が、
特に治療も受けていないのにめきめきと調子を取り戻して
後半では普通の人顔負けの活動力。
本当に病気のことしってるのかな、この人??
ついでに臨床心理士の仕事も知ってるのかな、この人??的な。

序盤、鬼のように主人公を目の敵にして責める看護士が
実はいい人だったんですよ、って、
いくらミスリード要員としてもそれはないだろ!!ってくらいの豹変っぷり。
エンディングでは、主人公の為を思って…とはにかみ、
主人公も、そうなんですね、と納得…できるの!!??
前半、本当に人間としてどうか、ってくらい罵倒されてたのに!!??

犯人も、○○な人にしか性的に興奮しないのさ、と言っておきながら
突然主人公を襲おうとしてみたり。
おーい、主人公は○○じゃないぞ。

って感じで、まぁ、うん、って感じの本だった。
「このミス」って、信用できない章だな。
チーム・バチスタが結構拾いものだった印象が強いけど(読んでないけど)
逆にいえばそれしかパッとする作者がいなかったんだな。ふむふむ。



だけど「このミス」って賞金額は高いんだよ。
私も適当にひねってミステリー書いてみようかな~~。
話題性があればいいはずなので、海外生活を生かした、ちょっと特殊な舞台とかでね。


ま、時間がないんでね!!
やめときますけどね!! :))))

「世界を号泣させた日本人」  黄 文雄

日本と日本人が大好き(と推察される)台湾人が
力と気持ちを込めて書いた日本人万歳本。


色眼鏡は抜きにしても、
昔の日本人はかっこいいぜ!! 気骨があるぜ!!

まあ他の国にだってこういう人たちはいたと思うんだけど、
欧米諸国、いわゆる列強ってやつはそれ以前に
やってることが最低なので、あまりそっから先に行きたくない、
鼻につくしな。

ただ、この本を日本人じゃない人に書いてもらえるというのはありがたいんじゃないか。


船で働いているときに見えた国民性というのは確かにある。
正直、船に2000人の台湾人がいた時はいらいらした。
でもそれは文化の違いと本で知ったら、
無知から来るイライラよりも、文化の違いを肌で感じる面白さのほうが勝った。
台風の時も店を開ける夜店の人たち。
靴屋の店先で焼き肉をする店主家族。(子供は店の中で遊んでる)
暴風雨でもカッパなしでスクーターに乗る人々…
たとえば台湾人は、そのパワーがすごい。
日本統治時代を生きたおじいちゃん、おばあちゃんは、
今でも日本語がしゃべれるし、日本人が好きだ、と優しい。
店先にはたくさんの偽物日本語があふれ、
日本の雑誌が何十種類も取り揃えてある。
結構、台湾は好きになっちゃったのだ。
なによりもおいしいチャーハンがあるし♡


おっと、本の感想じゃないや、これ…


本はね、昔の日本人かっけーーー!!!です。
特に江戸末期、西洋文明が入ってきて、
西洋文化に「追いつこう」として張り切った日本人の
その頭の良さと、発想力と、手先の器用さが本当に素晴らしい。
逆にそのテクノロジーが進化しすぎて、この後は
どんどん衰えていくんじゃないかと個人的には思っているけど、
それでもその躍動感あふれる時代に生きた人は
相当面白かっただろうな~~~と思う。


今の時代は閉そく感が先だって、
これから先の未来を楽しくしようとか、明るくしようとか
あまり思えなくて、
これを作ったらみんなの暮らしが楽になる、ってものももうそろそろない。


かつての日本人が今の台湾人や、今の日本人の心をとらえるように
未来の日本人もその先の未来の人にかっけーーー!!
って言われるようにありたいけどね。


自鳴時計を作った人が個人的にすごいっす。
本当に頭のいい人って、本当にすごいんだね…
尊敬しかない…

「厨房ガール」  井上 尚登



あらすじ。
料理学校の生徒ががちゃがちゃしながら日常の謎を解きます。


「謎解き~」よりは日常の謎が主体ということで
あまり期待もせず、そしてその通りで読書が終わった。
歯磨き本です。

主人公はもと警察官だけど、なぜか料理学校に来てます。
完全にキャラがあってからの後付け設定なのでちょっと感情移入とかはできない。

謎は、ついおととい読了したというのに何も覚えていないほど大したことなし。
一つだけ、レストラン強盗が、入ったレストランに来た客にせがまれたので
そのままご飯を作り続けて、そこへ来た主人公一味、その味がいつもと違う!!
もしかしてこのあいだ聞いてたレストラン強盗じゃない!!??
って感じで謎?を解いたのは正直どうかと…
そんなのんきな強盗、早晩つかまっていたでしょう…
鑑識官!! こういう作家をなんとかして!!!!


最近、こういう軽い本が受けるのかな。
確かに重い本は疲れるけど、それにしてもこんな軽い本ばかりが
もてはやされるのって…
なんか読んだ気がしないんだよな、スナック菓子食べてるみたいで。
まあまあおいしいし、時々食べたくなるんだけど
食べた後やっぱり後悔してしまうお味…
まさにスナック菓子本!!

気に入った、これは私ジャンルとして勝手に名付けよう。
うむうむ。


あっ、未来の私、これはもう再読の必要はないよ~~~☆