仏壇に侵入して
写真立てやら何やらをなぎ倒し
化粧台で目につく細々したものを
ヒョイと落としては追いかけ回して行方知れずにし
あちこちの柱でバリバリと爪を研ぎまくり
我が家崩壊中…
若造のビスコに怒っても仕方ない
なにしろ4ヶ月間、外にいたのだ
メロもしおんもひこも
人間の食べものは食べないし、
興味もない
しかしビスコは、、
ヤバい・・
ラップかけてある食べかけとか、
今までみたいに出しっぱなしに出来ない、、
いたずら盛りのビスコと
まだまだ遊びたいぴこちん
家中を走り回る走り回る走り回る
5歳になったメロとしおんは
静観…
(でもね、この2人も子猫のときは相当やらかしてくれたのよね、カーテンもビリビリにしてくれたし障子も襖もビリビリのボロボロにしてくれちゃったもんね、、今は猫らしくおとなしいけど)
だいたいいつも、
猫だからしょーがないなー
猫だからまーいっかー
で済ませてきたけど
人間トシをとると
そんなにいつもいつもホトケの顔でいられない(私だけ?)
毎日毎日
ガタッ
ガシャーン!!
朝、台所に行ったら
床に砂糖がばら撒かれてて
昨夜のガシャーンの正体はこれか
ホトケからオニになった私は
『ビスコ』
『いいよ、外でて』
恐る恐る外に出たビスコは
かつて母猫とじゃれたり昼寝をしたことのある庭に出てくんくん臭いを嗅ぎながら歩き回りそのまま夜になった
野生本能も警戒心も強いから捕まえるなんて出来ない
すでにオニの私は『これでヨシ』
家中を破壊するヤツがいなくなったと思っていた
しかし
ウチの庭にはどこからともなく現れる常連さんやら初見さんやらの猫がいて
たまにもの凄い鳴き声が聞こえてくる
ビスコと誰かだ
ビスコ、頑張れよ!おまえなら大丈夫、やっていける!
最初のうちは心の中でそう思ってたんだけど
毎日毎日ギャオー!!もの凄い勢いでビスコの悲鳴が聞こえてくる
ある日2階の窓から外を見たら
車庫の屋根に見覚えのあるモノが。
ビスコだ
あんなところにビスコがいる
地上は危険だと悟ったビスコが選んだ場所、というか追い詰められて駆け上がったのか
外は雨
ビスコを放って6日目の朝
外に出た私の耳に訴えるビスコの声
、、
しかたない、助けよう
でも
捕まえるの無理だし
そう思ってたら
またまた捕まえるチャンスが来てしまって
5日間放浪し、野良猫達と威嚇し合って、やっぱり俺っちとしてはなんか馴染まないけどやけに猫をかわいがってるニンゲンの家のほうが居心地がいい、とでも思ったのか、ニンゲンが近づくのも触られるのも嫌がるけど、前よりも私のすぐそばで寝こけてるビスコがいる
つかの間の平和な日々
ホトケの私が顔を出したら幻になってしまった
でも
しょーがないね、猫だから。
ニンゲンは思う
病院に連れて行きたいんだけどな〜
私を噛まずにキャリーに入ってくれる日は果たして来るのだろうか
