猫に噛まれて3日め

右手の熱も腫れも痛みもだいぶおさまってきた
とは言っても
箸もうまく持てないし
雑巾もぎゅーっと絞れない
文字を書くのも一苦労
掃除機もドライヤーも髪の毛洗うのだって何から何まで左手の助けがあるからこそ、成り立ってる
左手偉い
右手よくやってる

土曜の朝
病院に連れて行くのに捕まえようとしたら猫に噛まれた
まだ家猫になったばかりのオス7ヶ月ビスコ
いきなり掴まれたのがよっぽど怖かったんだろう
放せ、とばかりに
思いっきり噛まれた
ガブッガブッと二度三度

ビスコに噛まれたのはこれで二回目
前回も病院に連れて行く時だった
だけど今回は
めちゃめちゃ痛くて
病院行きはすぐに諦めた

血が
しばらく止まらず
痛みが
ずっと続いて
時間が経つうちに
右手がどんどん腫れ上がっていく

猫より私が病院かと思ったが
あいにく土曜の朝
近隣の病院を探したが適当なところが見つからず
結局、消毒と絆創膏で済ませた
そもそも普段から病院に行かないからこういう時、困る
かかりつけ医ってどうやって決めるんだろう
日曜日なんてさらに近くの病院は休みだから、結局次の日も右手の熱と腫れと痛みと共に過ごした

ビスコはやっと戻れた平和な我が家にすぐに馴染んで勝手知ったる我が家とばかりにゆうゆうとのびのびと歩き回ってる
5日間ほど放浪していたのだ
たくましいやつだ


熱を持ち赤くなって腫れた右手を見ていたら
昨年亡くなった母の手を思い出した
右手は元気な頃の母の手に似てる
母は毎年しもやけになり
全部の指が膨らんで丸みを帯びて
そんな自分の手をダメな手だと言って母は嫌っていたけど
まるまるとした指ってシワがなくて
赤ちゃんの手みたいに見える

母が亡くなった時
病院で見た母の手は白くてほっそりとして思わず見惚れてしまうほど綺麗だった