現在世界で最も人気のコーヒーの1つがパナマのサベージ・ゲイシャであろうと思うのですが、バイヤーの争奪戦みたいになっていることもありお値段も半端ではありません。日本で人気のあるエスメラルダやアウロマールなど同じパナマのものと比べても一段上の位置付けであります。1箱(20kg)1,500万円もの値を付けたという最高級品などはとても及びも付きませんが下位の普及品ロットは一昨年あたりから徐々に日本にも輸入されて来ております。この生産者グループは主に4つの農園から構成されていて当店でもその中の1つを商社買い付けの際に1箱確保いただきました。当初「この価格ではとても売れないだろう」と予想していたもののお客様の反応が極めて良くあっという間に完売し、その後数回に分けて小分けで買い増ししております。これだけのクオリティなら商社輸入分も「瞬殺」だろうと考えておりましたがやはり初回輸入特価でもエスメラルダよりだいぶお高いということが原因なのか商社輸入分が全くと言って良いほど売れなかったようです。特にウオッシュドに関しては輸入数量が少ないにも拘わらず未だに商社通販サイトでもほとんど売れ残っております。実は輸入前に届いたサンプルでは商社鑑定士が実際にカッピングした結果、ナチュラルとウオッシュドの評価の差は僅かだったにも拘わらず通販サイトのウオッシュドはナチュラルよりかなり割安で、もし売れ残ったままならどこかでウオッシュドも買ってみたいとずっと考えておりました。ただ少し気になるのは商社通販サイトのウオッシュドがサベージの主体であるドン・エドュアルドなど4農園のものではなく提携するパートナー生産者がリリースしたものらしいことで「だから割安なのか...」と思ってしまいます。商社支店サイドで買ったウオッシュドはもっとお値段が高いものでしたしグループ本体の農園モノでしたので、通販サイトのパートナー生産者モノとは味も異なるんだろうなと一歩引いておりました。でも一度も飲まずに決めつけることも宜しくないでしょうから、少し買ってみることに致しました。これで今あるナチュラルとの比較もできますしお値段も3割以上お値打ちですからもしナチュラルと遜色ないのであれば好都合ですからねえ。お店には来月早々の入荷となります。買ってみて良ければこっちをもう1箱買うかも知れません。同じパナマのボケテ地区のゲイシャでサベージが指導するカーボニック・マセレーション精製なのでいかにパートナー農園のものとは言え美味しくないはずがないとも思えます。もし万一ワタシのお眼鏡に適わなければナチュラルに戻ればいいだけの話で、見込み通りならかなりいらっしゃるサベージ・ファンのお財布に優しいものとなるはずであります。ここらで少し無理をしてでも買っておかないとやがて日本からこうした前衛的なパナマ・ゲイシャが買えなくなってしまいますから。
それから先日やらかしてしまったサベージとグアテマラCOEの意図せぬブレンドについて、差し上げたお客様からかなりの好評価をいただき「全部売って欲しかった」というお声もいただいております。たまたま今回は高級ゲイシャ同士のブレンドでしたので美味しくないはずがないものでしたが、勿論混ぜれば良いというものではありません。謂わば怪我の功名みたいなものではありました。できれば売りたかったですけど味も確かめずにそうすることはできませんし、今後気をつけないと大損こくだけでしょう。お客様の評判が良かったことについては安堵しておりますが...
