最近いつも自宅でヒマな時に独り聴くのがYouTubeの懐メロなのですが若い方たちと違ってもう音楽にドップリのめり込むこともないお年頃なので、何か他の作業をしながら耳寂しいから流すだけのものであります。従って極力自己主張しないBGMに徹してくれる音楽が好ましいワケで、ここ数日よく聴いているのがトワエモアというデュエットの曲であります。トワエモア?何それ...と言われそうですが70近いジジババにはとても郷愁を誘うグループ名で、当時それなりに人気がありました。個人的に昔持ってたかも知れませんが1枚のレコードも所有せず、記憶の玉手箱の奥底に手を突っ込んでどうにか引きずり出すしかないような曲を何で今?と我ながら不思議に感じます。若い頃は洋楽しか聴かず料理で言えばトッピングでしかないようなデュオだったはずなのに今はなぜか刺さるんですよね。当時様々なデュオがいたような記憶があるのですけど今にして思えば彼らの歌がいちばん空気感に満ちていてスッキリ爽やかに耳元を通り過ぎて行くのです。どの曲も何気ない日常の風景を水彩画のように描き出しているだけであまり皆填まって追いかけるような熱量は生まないだろうと感じる人たちなんですけどなぜかいつ聴いても心の琴線にそれとなく触れて来るものがあるのです。これは最近知ったお話なのですがあれだけ息の合った爽やかなコーラスを聴かせてくれる2人なのに、実は無理矢理コンビを組まされたとのことで、一緒に歌う時以外は殆ど口も聞かない犬猿の仲だったそうで、人は分からないものだなと思いながら聴いておりました。それだけ仲が悪くてもああやって息の合った歌が歌えるのですねえ。歌っている曲がどれも抜群に素晴らしい曲だというワケでもないのにどれも結構ヒットしましたもんねえ。懐メロと言うよりその範疇からもはみ出したシーラカンスみたいな古い曲ですがどれも時代を映す鏡みたいな捨て難い逸品だと思っております。今も「初恋の人に似ている」という曲をヘッドホンで聴きながらこうしてブログを更新中ですが、じっくり歌詞を噛み砕いてみると5寸釘刺されたみたいに心に響いてまいります。あの頃の歌って純真だったのですね、今更ながら...