ゲルの中にお邪魔して、まずは歓迎のしるし?
常にゲルの上に干してある、
手作りチーズ(味はヨーグルトみたいに酸っぱい)とバター茶をいただきました。
お茶はしょっぱいの。岩塩を使ってるそうです。
あと馬乳酒というのもいただきました。
すっごい軽い口当たりで、最初お水かと思ったくらい。
私がお邪魔したホームステイ先は、
お父さんお母さん・おばぁちゃん・息子6人・娘一人・孫一人の大家族
が3つのゲルに住んでいる・・・わけではなさそうなので(そんなに入りきらない)
たぶん娘や息子たちの何人かはウランバートルに住んでいるのでしょうが
それでもなんか晩御飯時になると、色んな人がキッチンゲルに集まってきて
なぜか子供も3人くらいいて(どこの子?)たいそう賑やかな家庭でした。
当然、家族の会話はモンゴル語で、私にはさっぱり分からないんだけど
たぶん、今日あった職場での出来事とか、近所のあの子がどーしたとか
いろんなこと話してるんだろうなぁと。推測。
それにしても、家族の会話ってこんなに多かったっけ?と思うほど
お兄ちゃんたちよく喋る。お母さんも。(お父さんは無口)
日本も、家族で食卓を囲んでいた時代はこんなだったのかなぁ。
お食事は、やはり遊牧民らしく肉中心の一品料理
(大なべ一つで、家族分を作るからね)
初めていただいたモンゴル料理は、(たぶん羊)の水餃子入り、ミルク雑炊?みたいなもの
味付けは基本塩味。お味は・・・なかなかの美味!
おなかがいっぱいになり、家族の会話(さっぱりわかんないけど)に耳を傾けていると
だんだん寒くなってきたことに気づく。
モンゴルは9月から秋だそうで、夜はかなり冷え込んでくる。
持ってきたニットを着込んだけど、それでもちょっと寒い。
眠そうな私を見て、お母さんが「あんたもう隣のゲルで寝なさい」とジェスチャーする。
隣のゲルに移るときに、ちらっと見上げた空には
きれいな月と、星がみえていたけど、あまりの寒さにじっくり見る余裕も無く
さっさとゲルに入り、ベッドにもぐりこむ。
寒い。。天井を見ると、そりゃ寒いわ、だって天蓋開いてるもん(笑)。
で、横で子供を寝かしつけてるお姉さんを見ると、
なんとタンクトップ一枚で子守唄を歌ってらっしゃる。。。
寒かったら、薪ストーブつけて貰いなさいねとガイドさんは言っていたけど、
今日はこのまま寝ちゃおう。
念願の広い草原の中で、震えながら眠りについた私。