「国銅」を読む | mie666さんのブログ

「国銅」を読む

上巻はひと月ほど前に読んでいた「国銅」を 昨日読み終えた。

この小説は 東大寺の大仏作りに身を捧げる男たちの話で、光明皇后に興味があった私は その本を手にした。
いままで仏像を眺めるとき、「誰が発願したか」とか造仏の背景ばかりを見ていたこと、少し恥ずかしく思った。

あの東大寺の大仏を作るために集められた何万人もの人。
彼らにはそれぞれの人生があり、なにもわからないまま集められ毎日汗を流し、中には命を落とすものもあり。
金と欲にまみれた貴人と言われる人たちの愚かさ、そして「幸せのありがたみ」を痛感した作品だった。

中で描かれている行基像には 個人的には若干?だが、素晴らしい作品に出会えたことに感謝。
新しい目線で 早く東大寺の大仏を眺めたいと思いつつ。