好きな人に触れてもらえる
抱いてもらえる
気持ちよくしてもらえる
人としてこの場所で出会って恋をする
なんて羨ましい仕組みなのだろう
好きな人の触れ方は
優しく熱を帯び柔らかい
私の体がここにある事を確かめるように
私の軌跡をたどるように
重なる鼓動
私の熱を体の隅々まで広げ
あふれた熱を吸い上げるかのように
深々と重なる
空間までもが熱く濃くなる瞬間
その瞳に私が映る
好きな人の瞳に写った私を見る
私の瞳も今、好きな人を写している
瞳の中に取り込んでも
お互いの体に何も残せない
私の中に
好きな人の中に
全てが交わってしまえば良いのに
鏡をみているような交わりあい
同じ動き、呼吸、熱の入り方に
トロけるのは頭と体
別々の体でよかった
そして心は満たされる
私を見て満たされるのはあなた
鏡のように同時に起こり
私もまた満たされる
熱くなれるのは人だから
執着するほどの心地良さ
執着できるのは
時の流れを感じられる人だけ
熱が熱を呼び交わって
1つになったものは
また人へ受け継がれる
母から産まれる子供達
それぞれの母から子へと愛し方は伝わる
子供達は愛し合い
人から人へ熱さが伝わる
何世代も続く命の営み
全てを引き受け愛する力
気づかなくても体のどこかに眠っている
誰もが人として生きている
愛し合える、理解し合える人が
待つのは先の未来