朝から88ヶ所の中の
もっとも厳しい山岳霊場の
岩屋寺へ。

お客様の納経帳を担ぎ、
1人早めに山へ出発。

かなりの急勾配がつらいのよ。
前のめりで歩かないと
リュックの重みで後ろに
引っ張られる感じ。
大袈裟か?

とにかく、
山登りは大嫌い。
平地がいい。

はぁはぁ言いながら、
途中数回息を整え、
やっと、納経所。

すぐ、納経と行きたいが、
えらすぎて、
はぁはぁしか言えない…。

納経所の方も
いらっしゃらないので、
はぁはぁ、はぁはぁ。

納経所呼び出し
ピンポンはあるが、
まだ、
自分がととのわず…。

そこに、ほうきを持って、
お寺の方、登場。

「お世話になります。
   が、もうちょっといいですか?」
「かまわんよ」に甘え、
はぁはぁ、はぁはぁ。

時間を見ると
15分で納経所着。
おお。

このわずか15分を怖がっていた
いや、嫌がっていた自分が
かなりのまぬけに見える。

頭の中の様々な問題が
全てOKになった気がした。

この行を終えたから、
そう思えるのだろうか。

納経をはじめて頂き、
作業をこなしていると、
もう1人の納経所の方が
いらっしゃる。

「え?
   なんか、すごいね。
   運動とかやってる?
   アスリートみたいね」と言われる。

はい?
誰のこと?
他には誰もおらず、
やはり、わたしのことらしい。

運動はやるのも、
見るのも苦手ですけど…。

「いやいや、
    さっきまで、そこで
    グチャグチャに
    なってましたんで」

面白過ぎて、
先に来ていた納経所の方と
顔を見合わせ、
笑っちゃいました。

「岩屋寺、行きたくね〜」って、
言ってたなんて口がさけても
言えないわ。

翌朝の参拝時、
お尻が筋肉痛に
なっていることを知る。
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今回、途中お世話になった
愛媛のバス。

助けてくださり、
ありがとうございました。