少し前「猫は体調の良い時は目が大きくて丸く、体調が悪くなると目が細くなる」と、素人らしからぬ事を書きました。これは1990年代「異常値があっても全部正常」の先生が、いつも診察で猫の目を診ていたため。先生が目を診るので、私も目を気にするようになった。診察では必ず目を診て体を触り、「こういう病気」と診断するので、私も家に帰り、その子の目や体がどうなっているのか、確認していた。

 

ハルミを病院に連れて行った時も、先生はハルミの目を診て、後ろ足付け根辺りを触り、「水を飲まないか?」と聞いて、私が「水をよく飲む」と答えると、「糖尿病。肝臓腎臓も悪い。高齢のようだし、猫エイズの疑いもある」と診断し輸液。ハルミも時々お世話になっていた。この先生はハルミを触った後、いつもとても丁寧に手を洗っていた。猫エイズは人間にうつらないと聞いていたので、私はハルミをお腹に乗せて寝ていましたが、当時未解明な部分が多かったと思う。

 

家に帰り診断のポイントになったらしい箇所を見ると、ハルミの目にはシミがあり、濁ったような感じで自然な輝きがなかった。両方の後ろ足付け根に、プクッとした膨らみがあった。プクッは水溜まり?筋肉や脂肪とは感触が違う。三段腹ではないけれど、お腹とプクと後ろ足が三段の感触。毛づやがなく痩せている。水をよく飲む。これが糖尿病で腎臓病で肝臓病なのだろうと思った。素人なりに知恵が付いていく。ハルミも体調が良い時は、目が大きく顔が丸かった。

 

経験的に猫の目の様子と体調、心とは関係あると思う。チーのお父さんは、ヒメのお父さんと毎日喧嘩。負けてママちゃんの夫の地位が危うくなると、目つき表情、性格が変わった。猫も不幸が顔に表れる。健康で幸せな子は、表情豊かで見た目もかわいい。血統書は関係ない。「かわいい」と言って育てると、本当にかわいくなる。それは犬も同じ。大谷選手のデコピンちゃんがかわいいのも、大谷選手と奥様の愛情の賜物だと思う。

 

チーの血尿には驚きましたが、目にシミはないし濁っていない。透き通ったパッチリ目。元気食欲も普段通りだったので、数日誰の血尿か分からなかった。放置すれば悪化したのかも知れませんが、まだ大病ではなかったので簡単に治ったと思う。ミーも1つ目の動物病院に着いた時は、こんな事になるとは思わなかった。目を見ても大病と言う感じではないと思う。

 

「異常値があっても全部正常」の先生を、かばった記事ではありません。誤解しないで下さいね。