あたしは時々分からなくなる

本当の彼が…。


仕事をしている彼も
あたしの家に来る彼も


あたしの前で笑う彼も
知らない所で笑っている彼も


きっと彼は彼で
彼は一人しかいないんだろうけど



まるで彼が何人もの自分を演じていて
まるでいくつもの人生があるかのように

たった一人の人物が未だに掴めない自分に
孤独を感じ涙が出てくる



それでもあたしの人生は

彼とのつながりを維持するためだけに

明日以降組み立てられていく
人は自分の気持ちを言葉に代えて伝えようとする

人は自然と頭で言葉を考える

これを言えばあの人はどう思うだろうとか、これを言えばあの人に嫌われてしまうかもしれないとか

そんな風に考えれば考えるほど
言葉は自然さを失っていく

でも一度発した言葉は現実となり決して消えない

一時の感情に任せてしまった言葉が
一生の後悔を生むこともある


『ことばは最高に便利で最高に難しい』


だからかな
大人になればなるほど
無口になっているような気がするのは

天命あればこそ
行為はすべて正義であり
そういう強烈な正義観がなければ
統一の大業は果たせない
by「国盗り物語」


彼の思考回路は乱世・戦国武将に類似している



彼はどうやら選挙に当選したらしい
おめでとうヾ(´▽`●)

『戦に勝った』

しかしまだまだ強豪との戦はあるらしい

彼らしく

そのままの

『狂人』ぶりでいてください