緩和ケアって、がんのターミナルで、もう有効な治療法がなくなった患者に対して行われる、苦痛を緩和するためだけの医療、というふうに思っていませんか❓


実は、緩和ケアは、希望すればがんを告知された時から受けることができるって、知ってますか❓



私は、乳癌と膵がんの手術を受けた病院のがんサロンに参加した時に、

緩和ケア外来の先生のお話を聞く機会があって、


そこで初めて、

緩和ケアの正しい意味

ー緩和ケアは治療と並行しても受けられる、患者の苦痛をやわらげるためのものであること

ー患者の苦痛とは、単に身体的なものだけではなく、がんになったことからくる経済的なことや精神的なこと、心理社会的なあらゆる苦痛も含むこと

ーそのため、緩和ケアは医師だけではなく、看護師、臨床心理士、薬剤師、栄養士、そしてソーシャルワーカーなどの専門職がチームで取り組むこと


を知りました。


そして、その病院にも緩和ケア外来があるってことも。


当時、外科の主治医は忙しそうで、思うように自分の不安な気持ちとかをぶつけられず、

悶々としていた時期でした。


かと言って、緩和ケア外来を受けたい、と言うのは、なかなかできなくてー(原則、主治医からの紹介で緩和ケア外来にかかれるしくみだったので)


あの時、もう少し気軽に緩和ケア外来にかかれて、自分の思いを聞いてもらえたら、

あの時期がもっと気を楽に過ごせたのかなぁ、と思います。



今年になって、

がんの告知をしたら緩和ケア外来に必ず繋ぐようになったと、何かの講演で聞いたので、


昨日のがんサロンで

この病院でもそういう対応になっているのか聞いてみました。


するとー


なかなかそうはいかないらしいです😓


緩和ケアを紹介されたら、もう自分はターミナルで治療はできないのか、と勘違いする患者さんもいるので、

主治医が緩和ケア外来を紹介するのをためらうことが多いようなのです。


そうなのかー😓

でも、本来の緩和ケアはこういうことなんですよ、と丁寧に説明すればわかるんじゃないかなぁ〜

スクリーニング的に、とりあえず一度は緩和ケアにかかって、

問題なければ、次は受けたいと思ったときに受ける、というふうにはできないのかしら❓

その方が気軽に受けられるのでは❓


と、私は思うんですけど…


なかなか、正しい認識は広まりませんねー😓



なので

緩和ケアについて、正しい認識を少しでも広めたいと思い、この記事を書きました🙋‍♀️


一人で悩まず、

専門職に相談すれば、知らなかった手立てが見つかるかもしれません。

聞いてもらうだけでも心が軽くなることもあるし、

場合によっては、ちょっとした眠剤や安定剤とかで心が休まることもあるかも。

決して、積極的な治療が終わってからの緩和ケアではありません。むしろ、治療の効果を高めるためにも、必要なんじゃないかと、私は思います。



と言いつつ、私自身は緩和ケア外来にかかったことはないのですが😅


今はあの頃と違って、体も心も元気になったし(このブログで随分助けられました🙇‍♀️)、患者会やがんサロン、NPOとかに関わることでこれからも元気をもらえるかなぁと思っています👍