すっかり秋らしい気候になり、気付けば今日で9月が終わっていました
今日は患者さんからの質問で多い、薬の飲ませ方について書いていこうと思います
皆さんは、普段、どんな風にお薬をあげていますか?
最近は、味のついたお薬も沢山出てきているので、そのままでも食べてくれる、というワンちゃんネコちゃんもいるんじゃないでしょうか
特にフィラリア やノミマダニのお薬は、おやつ感覚であげられますよね!
現に、うちのネコ達も味のついた抗生物質のお薬は、何の疑いもなく食べてくれます
ただし、そんな子ばかりではないのが現実
私たち看護師も、入院している子達が少しでもストレスなくお薬を飲んでもらえるよう、その子その子に合った投薬方法を考えながらあげています
まず食欲のある子の場合は
☆投薬用トリーツやチーズに包む
ご家庭だったら、ソーセージやお芋、マッシュポテト、ササミ、ハムなどを使っている方が多いです
ただ、病院では用意がないので…
こちら↓を使っています
沢山入っているのでお得なおやつです
(ちょっと硬めなのと、ポロポロするので包みづらいのが難点ですが、匂いが強いのでごまかせます)
色々な味があり、お好みに合わせて味を選べます
こちらは、言わずと知れた嫌いな子がいないんじゃないかと言うぐらい、これなら食べてくれる子が多いちゅ〜るにお薬が埋め込めるようになっている、ちゅ〜るポケット
ちなみに猫ちゃん用はこちら↓
これでもバレてしまう時は…
匂いを少しでも消すためにカプセルやオブラートに包み、さらに先ほど紹介したトリーツを使います
上記の方法は食欲がある子には通用する方法
食欲がなく、何も口にしてくれない
だけど、薬は飲ませたい
そんな時は
単シロップでお薬を溶かし、直接口に入れる方法をとります
ガムシロップでももちろん大丈夫です
最近は、100円ショップにも置いているシリンジで直接お口に入れます
そして最終手段…
投薬器を使います
ちょっと難易度が高いアイテムになりますが、私達に心を許していない子の場合は、お互いの怪我を防ぐためにも使います
その他にも
お薬を分割するのに便利な
こちらのハサミは、ちょっと高いですが、本当に便利で、なくてはならない存在です
粉にしたい時はこちら↓
病気によっては、上記の方法が使えない場合もありますので、獣医さんに相談してからお願いします
どうぶつ達はもちろん、私たち人間側もストレスなく毎日の投薬ができたらいいですよね
どうしても、お薬をあげる人が悪者になってしまう事が多いのが現状です
注射で代用出来る薬もありますので、無理せず相談してみて下さい
その他、うちではこんな風に投薬をしているよ!と言う方は、是非、コメント欄でシェアしてもらえれば嬉しいです