地方議会2011秋 | 田中松緑のブログ

地方議会2011秋

県市は、議会の季節だ。三重県議会は、新聞広告で日程や議会イベントを伝えている。

開かれた議会が当たり前の時代で、むしろ内容が重要だ。

公開すれば、議員は身なりも言葉も化粧して、議員は、自分の権威を高めようとする。

内容は、野呂県政では事前に十分に行政と調整され、整然と儀式のように議事が進んだ。

議論に対立がないと、行政の広報番組になってしまう。議会は、少数派の野党が主役だ。

県政の場合、民主党は野党の立場で、行政監視の使命があるはずだ。生温い議論は期待しない。

桑名市政の場合、野党の立場の議員は、反対だけでなく、政策を正面から議論してほしい。

議会は、首長だけでは行き届かない行政を、多数の議員が監視して、住民の幅広い意見を明らかにする使命がある。

行政に実現されない少数意見を議論しなければ、議会の存在価値はない。

行政が予算配分で議員に気を配り、妥協することは、民主主義の世界では重要かつ当然である。

しかし、議員は妥協した場合でも、反対意見を明示して立場を明確にしてほしい。

議員の権威は、言論にあり、行政の作文を読み上げることではない。

今回、県の29億円補正は、復興支援に重点が置かれ、行政改革の遅れが隠されていないか。

桑名市の有害獣対策はありがたいが、費用対効果ある内容か。

論点は多いが、重要なことは、住民に問題提起する姿勢だ。

議員諸君の自由闊達な言論による活躍を期待したい。