ガーベラ会のブログ

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大切な人を自死で亡くしたそれぞれの想い、日々を・・・

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はじめまして M.Rです。

私は、12年前に妹を亡くしました。


昨年三月の自殺対策シンポジウムに

残り数席のところで駆け込み、

参加することができました。

そこでガーベラ会代表 の方の

声を詰まらせながら話される姿を目にしました。

自死遺族が、

自死遺族として人前に立つ事が、

どれだけ勇気のいることか。。。

私は12年経っても、

近しい友人にすら、ほとんど話していません。


そうやって、

妹が亡くなった現実を見ないふり

何もなかったよ、

私は平気だよって振る舞ってないと、

立っていられなかったんだろうな・・・

22才の私。


そんな私にとっての大きな出会い。

それは、

四年半前のこと。

妹が亡くなって、七年半が経っていました。

その時、何かとっても心が苦しくなってた私は、

ある方に思いきって打ち明けたのです。

すると思ってもなかった言葉が返ってきました。



「私も。」

自死遺族との初めての出会いでした。

こんな身近にいた。

しかも、そんなことは微塵も感じない。

いつも元気に明るく笑っている素敵な女性。

そんな彼女もまた私と同じ苦しみを抱えていたのです。


私の中に、初めて味わう安心感が生まれました。

誰にもわかってはもらえない。

誰にもわかるわけない。

こんな苦しい思いをしているのは私だけに違いない。

同情されたくない。


そうやって思い込み、強がっていないと

生きていられなかった。

一人で泣く事しか出来なかった。


時々どうにも苦しくなって、

わかってくれそうな人に話しても、

困らせてしまうか、、

他の人の不幸を引き合いに出されて

あなたも頑張れ、って励まされる。

あー、言わなければ良かったって落ち込んでばかりでした。





それが、初めて。


わかってもらえた。

私だけじゃなかった。

そう思えたのです。





私がかつて、自死遺族と出会って感じたその安心感を、

今苦しむ自死遺族の方にも感じてもらえたら、

もしかしたらその方も

少しは楽になるんじゃないか?


そんな思いも持ちながら、

ガーベラ会 に参加させていただくようになって

まもなく1年になります。

実際話したり、皆さんのお話を聞かせてもらうと、

12年経っても、

色んな思いに気づくこともあります。

でも何より、参加者の皆さんの顔を見ると、

会えて良かったとほっとします。

そんなお互いを思い合う気持ちも

芽生えてきているのを感じます。


ガーベラ会 では、

なかなか打ち明けられない思いを、

安心安全が保証された環境の中、

涙ながらに話される方、

怒りをぶつけられる方、

色んな方がいらっしゃいます。

誰に批判されるでもなく、

誰と比較されるでもなく、

ただ話を聞いてもらえる場所。


もし今、

どうしようもない深い悲しみや、怒りや

どうして救ってあげられなかったという後悔や

自分が殺してしまったんだという自責の気持ちなど


苦しみを抱えて、

毎日孤独と闘いながら、

必死で過ごしていらっしゃる方が、

これを読んでくださっているとしたら。。

ガーベラ会 でお会いしたいです。




ただ、無理はなさらないでください。



行きたくても行けない、

連絡したくても出来ないのも、

あなたの今の正直な気持ちです。

私もその気持ちは大切にしてきました。


怖いですもんね。

勇気を振り絞って

一歩踏み出しても、

逆に傷つくんじゃないかとか。

どんな人がいるか分からないし。

そんな場所に身をおいて、自分がどうなるかわからないし。


実際、話すということは、

大きな勇気と

エネルギーの要ること。

当時を思い出すことにもなりますし、

また他の方の話に自分を重ねて泣けてきたりするかもしれない。


でも、話せて良かった、わかってもらえたと思えると、

ずいぶん心が軽くなります。。

それも、癒しへの大切な過程だと、私は思ってます。

実際そうでしたから。

今は無理でも、

話せる準備、聞く準備が出来た時に、

行こうと思えるのだと思います。



ガーベラ会 は、

遺族による遺族のための分かち合いの場所です。

不安な気持ちも分かってくださる代表のもと、

その時の思いをわかち合います。

話したくなければ話さなくていいというルールもあります。

なにより、遺族だからわかりあえる安心感があります。


ガーベラ会 の存在が、

今苦しんでおられる多くの自死遺族の方々の癒しになることを、心から願っています。