本来、私たち自身、個人個人に、
 
 
神秘の宝箱はその中身をもち、
 
 
そしてその持ち主にのみ、それを開示します。
 
 
 
 
 
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それはその人だけの体験と経験と知見であり、
 
もしそれを他のものに開いて見せたとしても、
 
他のものたちはそれをその人と同じようにそれを持つことはできません。
 
それはあくまで、他人のものであり、
 
自分には自分の中で開示された神秘がすでにあるからであります。
 
 
 
神秘というものはそうして、個人の中で花開いた
 
その人それぞれに与えられたギフトのようなものでありました。
 
 
あちらからのものと自分自身との混じり合いの中で生まれる完璧なギフト。
 
このすばらしい神秘の力は、個人の力としてそれはありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ですがある時から、人間は力を集め始めます。
 
神秘の根源であるギフトの根源であるあちらのものを支配し、
 
人間が神の裏側に立ち自らの望む世界を作ろうと、
 
あらゆる作為が積み重ねられました。
 
 
 
その作為の中に、神秘の力ももちろん含まれます。

 
 
ひとりの中にある一つの神秘の力は、一つ分しかありません。
 
個人個人に与えられていた神秘の力は、集合の神秘に簡単に押し潰されます。
 
まず代表ひとりの持つ神秘を、儀式を使って強化します。
 
そして強化された神秘を、代表は他者に与えます。
 
本来、他者の神秘は自分自身の中に入ることはできません。
 
ですが、儀式による意識の引き上げや、高波動により、
 
肉体の境界線はとても弱くなります。
 
そして上の意識でマウントを取ることで、
 
強めた神秘を他人に入れ込むことが可能となります。
 
 
 
神秘は儀式と共に、他者に共有され、個人個人で1の力しかなかった神秘は、
 
受け入れられた人数と共にその力が増幅されます。
 
 
 
神秘はいつのまにか、他者から与えられるもの、
 
教えられるもの、分け与えられるもの、として、教義や経典、修行として、
 
外から取り入れるものとして、人間の中に定着しました。 
 
 
個人が持っていた神秘は集合の神秘に押し潰され、
 
自分の神秘が無能に見え、無意味に見え、自分の神秘に疑いを持ち、
 
異物として処分されます。
 
 
そして、失った自分の神秘と引き換えに、力のあるものを新しく求め、
 
より強い神秘のグループ入ることで、自分を立て直します。
 
多くの強い神秘をそこで与えられますが、
 
本来の自分の神秘を満たすことはできません。
 
 
満たされない思いは、より強い神秘を求めることとなり、
 
結果他の神秘との対立と競合が始まります。
 
 
 
 
 
 
本来の、ひとつの神秘のひとつの力であったものが、
 
多く集まり大きく増幅したことで、
 
人間はそれに簡単にのまれてしまうこととなりました。
 
外から与えられる神秘と共に、自我も外から簡単に失わせることができます。
 
 
 
自分自身の神秘とともに生まれたものが、
 
次第にそれに疑いを持ちながら成長し、
 
そして自分の神秘を捨て、外から与えられた神秘で自分を作り直し、
 
そして、本来の自我を失う。
 
 

自我を失いたくないものは、神秘自体を持たないよう、
 
自分のものも他のものも全ての神秘を拒絶することで、
 
自我を守ることを優先しました。
 
 
 
私たちは神秘の外で生きるか、強い神秘にのまれて生きるかの、
 
二択しかない世界でありました。
 
  
 
 
。。。
 
 
 
 
 
儀式によるあらゆる作為でつくられたこの世の中で、
 
個人の神秘をそのまま持つことのできない今までの中で、
 
私たちはあらゆる方法で、
 
自分の神秘を保とうと自我を保とうと、試行錯誤してきました。
 
 
今、すべての社会の儀式は無効化され、
 
意識は肉体に収まり、肉体の境界線がきちんとできるようになり、
 
個人の神秘が、ようやく成立できる環境となりました。
 
 
 
もう、似たようなもので取り繕わなくても、
 
グループに所属しなくとも、
 
神秘自体を否定し続けなくても、
 
今までそこにかけていた大きな力を、抜くことができます。
 
 
 
そして、力を抜いて、外から入れられたものを抜いて、
 
空っぽとなった肉体の境界線の内側に、
 
他の誰でもない、人間ではない、
 
あちら側からのギフトが、きらりと輝きを持ちます。
 
 
これは個人の体験です。
 
 
その輝きを元に、自分自身が初めて錬成されていきます。
 
生まれて間もなく、すぐに押し潰されてなかったことにされていた、
 
その輝きが、時を超え本来の輝きをもち、
 
あなた自身の内側に戻ります。
 
 
 
 
そして、そこから一緒に育つはずだったもの、
 
神秘と共に成長するはずだった止まっていた自分自身の錬成が、
 
まるで早回しかのように、急ぎ成長していきます。
 
 
 
 
ひとつの神秘、ひとつの力が、ひとりの人間に宿り、
 
ひとつのひとつが、完成します。
 
 
 
私たちは完璧な個人となり、それが完成し、
 
完璧な1となります。
 
もう集合の力に併合しなくても、満足な満たされた自分であることができます。
 
 
 
他から学ぶ神秘は、神秘ですらもうありません。
 
それはただのノイズであり、
 
自分を阻害する異物でしかなく、
 
そこにはなんの共感も共振も魅力もなく、
 
ただただ自分以外のもの、としての実感でしかありません。
 
 
 
そして、自分自身がもつ完璧な1の力が、
 
何物にも変えがたい、全てが含まれる強力な1であることに、
 
ようやく気づくことができるでしょう。
 
 
 
 
。。。
 
 
 
 
 
神秘に対する今までの旧式な作為を除外し、
 
完璧な無空クリア状態にし、
 
個人の内側に神秘の光を取り戻し、再錬成に導きます。
 
 
 
 

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 日本の波動落ちから、能力の喪失、

 元の人間に戻るためのプロセス。

 

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