ブレスワークガイド、助産師のもりたもえです。
先日の冬至ギャザリングにご参加下さった皆様、2022年ブレスワークセッションを受けて下さった皆様、Facebookグループや、メールレター、SNSを読んでつながってくださった皆様、どうもありがとうございました。
皆様との温かいつながりにお礼申し上げます。
現代を生きる私たちの脳は、日々忙しく働き、
色んな事を同時進行で処理していくことに慣れ、
それでも満足せずに、
「もっと!」
とさらなる刺激を求める傾向があります。
その欲求のままに刺激を与え続ければ
欲求は留まることをしらず、
いつまでたっても満足することはありません。
「もっと!もっと!」
「あれもこれもやらないと。」
「あれもこれも見ないと。」
スクロールスクロールスクロール…
際限ない脳のおしゃべりに無視をきめこみ、
あえて呼吸するためだけに1-2時間も時間を確保することは
(そしてお金もかかりますよね。)
一見、非生産的な、無駄な行為に思えるかもしれません。
(2時間あれば、洗濯と掃除と夕飯の下ごしらえくらい終わります。
あるいは、見たいネットフリックスのドラマが2話は見れます。
ネットやYoutube を見ていたら、1-2時間なんてあっという間!)
けれど何もしていない、何かしなきゃ、
その「落ち着かなさ」「居心地の悪さ」もそのままに、
まずは意志の力で「呼吸をする」と決めて、
その一瞬の呼吸だけに意識を向けて、
身体も心も全力で呼吸に向き合うとき
(私は意識という大海原に手漕ぎボートで乗り出すと表現します。)
絶え間ない脳の欲求は静かになっていき、
身体と心が調和し始め、
やがてこの瞬間の呼吸を全身で味わうような感覚が訪れます。
その過程は、真にこの命を味わう能力を取り戻していくようだと思います。
ブレスワークを続ける過程は、
本来の私、本質の私につながり、
この世界で生きる力を取り戻していくことでもあるように感じます。
自分自身とのつながりをとりもどすこと。
世界とのつながりを思い出すこと。
呼吸し終えたあとに感じるのは、
すべてが調和して、世界に溶け込んでいるような安心感。
魂だけになったような、良いも悪いもない、無防備さ、軽さ。
私が信じているブレスワークには、そんな力があると思っています。
生れたその日から、息を引き取るその日まで、1日も休むことなく続ける呼吸。
2023年も多くの方とともに深められますように。
皆様にとって2022年が、
豊かで、平和で調和のとれた一年であったことを心よりお祈りしています。
では皆様、良いお年を!