とある店でDVDを手にした。
見ると好きな俳優が主演している作品だった。
すぐに棚に戻した。
そして、他のDVDを物色していた。
同じ主演作が数本あった。
さっき見た物をもう一度見ようと思い、棚に手をかけた。
ない・・・
何故?
さっき、確かに見たはず。
何度も何度も棚の端から端まで探して見たがない。
あれー。
見間違いだっかな。
店員を呼び事情を説明したところ、タイトルが分かればすぐ見つかるとの事。
タイトルは見ていなかった。
「主演者の名前では分かりませんか?」
「残念ですがタイトルでしか、お探し出来ません」
しかたないので、また探しだしたのだが見つからなかった。
どこへ消えたのか?
元々、そんな物はなかったのか。
人は思い込むと間違っていても、絶対に考えを変えない。
例え白いものが実は黒くても、白だと思い込むと、それが正しいと考える。
ひょっとしたら、そのDVDは最初からなかったのでは?
自分の妄想か勘違いだったのかと思い始めた。
そして、帰宅後、出演者を検索したら店で見たDVDの画像があった。
タイトルは覚えていなかったが、パッケージは記憶していた。
さてDVDはどこへ消えたのか?
