相葉さんの気持ちを知ってか、知らずか、ヨウはなんだか、今日、機嫌がよかった。
部屋に入ってくるなり、キッチンに行って、なにかをつくりはじめた。
「たまには、ちゃんとしたもの、食べたほうがいい。」
和「食べてるよ。」
「ふふっ。まあ、見た目より、お腹、でてるけど。」
和「んふふ。、、、でしょ。」
「ふふっ。でも、もっと、太ったほうがいい。」
和「ヨウでしょ、それは。なんか、折れちゃいそうだもん。」
「ふふっ。じゃあ、一緒に食べよ。」
いや、知らないと思う。あれから、まだ5日だ。そんなに簡単に別れられるとは思えない。
それに、もし、気持ちを聞いていたら、俺に話すんじゃない?、、、いや、話しづらいか。
でも、なんとなく、ヨウなら、話す気がした。
そんなことを考えながら、ゲームをしていたら、ヨウがキッチンから、俺を呼んだ。
「カズ、」
和「ん。」
「あかない。」
和「ん?」
コントローラをおいて、キッチンに行くと、なんか黒いものが入ったビンを渡された。
和「なに、これ。」
「オリーブ。」
和「食えんの?」
「ふふっ。多分。」
和「んふふ。なんだよ、それ。」
フタが音を立てて、開いた。
「ありがと、、、」
ビンを受け取ったヨウが、俺の顔をジッと見た。
和「なに。」
「やっぱり、カズ、男なんだ。」
「んふふ。俺のこと、なんだと、思ってたのよ。」
飯を食ってる間も、ヨウは、なんも、相葉さんのことは、言わない。
やっぱり、まだ、何も知らないんだろうね。
後片付けまでしてくれて、ヨウはゲームを続ける俺の隣に座った。
黙って、テレビの画面を見つめていた。
ヨウが、俺の腕に寄りかかってきた。