つい先日、私が小さい頃よく遊びに行かせていただいた家のおじさまが亡くなった。


肝臓癌だった。


去年の9月頃下痢が続き、病院へ行くが原因がわからず、1ヵ月後にやっとわかった。


お医者様はおばさまに「余命3ヶ月です」と告げたそうだ。


おばさまは「3か月」という言葉をどうしてもおじさまには言えなかったらしい。


つい最近まで抗がん剤の治療をし、減った体重がまた増えてきたので


回復に向かっているとおじさまは思っていた。


しかしある日突然意識が無くなり、病院へ運ばれる。


意識は戻ったが、何もできない状態。


その時おじさまは思ったに違いない


「もしかしたら俺は・・・・」と・・・。


おじさまはおばさまに


「紙と鉛筆をくれ」といった。


【遺書】を書き残そうとしたのだ。


目も見えず、もうろうとしている状態で満足に書けない。


やっと書き終えたメモは読める文字ではなかったそうだ。


そして息をひきとった。




おじさまはきっと家族一人一人にたくさんの思いを告げたかったと思う。


とてもノート1冊では足りない思いがあったと思う。


もし、私がそうなったらきっとノート10冊くらい書いてしまう。


しかし、それには「余命3か月」という告知をしなければいけない。


おばさまはきっと苦悩の毎日だっただろう。


「告知するべきか、否か」


私のように家族へ遺書をたくさん書き残したいという患者のことを考えると、判断ができない。


とても、とても難しい決断だ…。


きっといろんな意見があるだろう・・・。


私だったら・・・・、もし私だったら・・・、


告知してほしい。


その3か月を思いっきり家族と楽しく過ごしたいから・・・。


たくさんの愛情を残して逝きたいから・・・。



おじさまのご冥福を心よりお祈りいたします。