等身大のチワン | Midnight Express

等身大のチワン

出張から帰港。予想はしていたが、チワン族自治区というのはまさに発展のど真ん中、という印象だった。

今回のルートは、広西チワン族自治区の中心である南寧から、欽州へ下り、北海へ抜けるというルートだったのだが、いずれの街もまさにこれからという印象。ここが今注目されている理由は、CHINA-ASEANのFTAを背景としたベトナムとの近接性(南寧から2時間半でベトナム国境)なのだが、まさにその通りで、いろんな意味でベトナムとの近さを感じる場所だった。



たとえば、この自転車とバイクの行列。こないだ見た、ベトナムのハノイの光景にそっくりだ。

そして、街の中はビルの建設ラッシュ。




でも、空港はちょっとショボい。




欽州は、重化学工業のメッカという感じ。写真は撮らなかったが、そこらじゅうに「中国石油」の文字。このあたりで最大の港である防城港、欽州港、北海港は現在大開発の真っ最中。1~2年後には様変わりしているのではなかろうか。

工場用地を見て回ったのだが、各地の開発区委員会の和やかな対応には少しホッとした。広東省をめぐっていると、正直言ってガツガツした対応(何とかして投資させよう、的な)にウンザリすることが多いのだが、出来ないことは出来ない、出来ることは出来ると明確に説明するその姿勢には大変好感が持てる。考え方もとても常識的だし、国家規制をむやみに振りかざしてくることもしない。

全般的に、ワーカーも含めて地元の人たちが中心となっているらしい。もともとは広東省に労働力を排出していた地域だけに、素朴な「田舎」なんだろう。それがゆえに、ベトナムほどではないにしても労働者の質(のんびりしてる)には若干の問題はあるようだが、中国各地で頻発しているという労働争議もほとんど無いらしく、いたって平和な雰囲気だ。

街中を見ていても同様。治安は良好だし、割り込み運転やクラクションを鳴らしまくるといった上海・広州・深圳で当たり前の光景が、ここではあまり見られない。生活のペースも含めて、やはりここはベトナムに近い。本来の中国華南の姿は、こうなのかもしれない。

写真は、北海での街角の風景。ここはちょっとしたリゾートらしいのだが、どんどん開発が進んでいる。この風景は、北京出身の中国人曰く、北京の古い町並みに少し似ているらしい。
発展とともに、こういうのんびりした風景や生活がなくなってしまうのは、何だかさびしいものだ。まあ、それこそ勝手なノスタルジー、だが。







(追記)
中国だけかもしれないが、いろんなところのイミグレで、ボタン(サービス評価ボタンではなくて、服のボタン)が一つ窓口においてあるんだけど、この理由って何だろう?
知っている人が居たら教えてください。