ディールクローズ
ちょっと前に終わった案件
に引き続き、今日は広州に出張してまた一つディールクローズ。
今回の案件は、俺がこの部署に来て初めてプロジェクトマネージャーとして請け負った案件で、1年を超える長期プロジェクトだった。もともと最初の段階ではここまでずれ込むとは考えていなかったのだが、中国特有の行政上の壁に何度もぶつかっているうちに1年が過ぎてしまい、漸く本日をもって完了した、というわけ。
最初のころは俺も手探りで進めていて、お客さんとの意思疎通もうまくいかず、色々トラブルが発生して大変だった(今から思えばあんな程度の知識しかない俺によく案件を任せたもんだ・・・)のだが、数ヶ月を過ぎるころから徐々にうまく物事が進み始め、お客さんと一緒になってあれこれと頭を悩ませつつ、これまでうちの銀行でほとんど手がけたことがないであろう(そもそも本業からちょっと外れてるし・・)プロジェクトを何とかかんとか終えることが出来た。
前回ご紹介した案件と同様に、案件自体は非常に小粒なのだが、これもお客さんにとってはビジネスを伸ばしていく上で不可欠な内容だったため、終わったときにお客さんから「これで、我々も思う存分ビジネスを拡大できます!」というニッコリとした笑顔を見せてもらい、本当にホッとした。その後のファイナンスの相談も受けている。そういう意味でも、本当にやってよかった、そう思える案件になった。
もともと、俺の頭の中にあるのは、ファイナンスというのはあくまで虚業ってこと。結局大事なのは、いかにお客さんのビジネスにたいしてお手伝いできるかという点に尽きるし、そのために手段として生かされるのがファイナンスであるに過ぎないし、究極的にはファイナンスに絡む必要性すらない(実際、この案件もファイナンスには直結していないが、結果として銀行取引が拡大する方向に向かっている)。
要は、先進的な手法を使うことやファイナンスに落とし込むことに意味があるのではなく、その手法を使ったことで如何にお客さんにメリットを与えられたかが重要であり、その付随物としてファイナンスで収益を取れればよい。そのためには、まずはお客の立場に立ってお客の事業を本気で考えなくてはならない。その意味ではバンカーもコンサルタントも同じだ。ただ、恥ずかしながらお客の立場に立って考えることを怠ってきた銀行員にとっては、考えなれているコンサルタントとは違い、考えて考えて悩みぬかないと、良いアイデアも浮かばないし、苦境を切り開く術も出てこないと俺は思う。
今の仕事をしていて一番良いと思えることは、知識やスキルがつくということではない。はっきり言えば、今の中国に詳しくなったってしょうがない。どうせ変わるんだから。
むしろ、これまでだったら、知らないものを見た瞬間に不可能だと思ったり、怖気づいてしまったりするところを、まずはポジティブに「状況は常に変化しているし、誰も全てをわかっているわけじゃないんだから、俺だってやればできるだろう」と考えてコミットし(もちろん無謀なコミットは×だが・・)、できるようにするには何をしたらいいか、ということを本気で考え、綿密に調査し、ひたすら実行するというサイクルが出来てきたこと、これが大きな収穫だと思う。この思考・行動回路は、実は成功体験を経ていかないとなかなか身につかないものだと思う。
さらに言えば、この成功体験が、パターン化された商品を売るということではなくて、ゼロから作るオーダーメイド提案で出来てきたこと、加えて俺だけじゃなくて俺と一緒に働いているスタッフたちと共有できたことこそが、もっとも重要なんだろうと思う。
今はただ、貪欲にやれることをやって、次のステップに繋げていきたい。
今回の案件は、俺がこの部署に来て初めてプロジェクトマネージャーとして請け負った案件で、1年を超える長期プロジェクトだった。もともと最初の段階ではここまでずれ込むとは考えていなかったのだが、中国特有の行政上の壁に何度もぶつかっているうちに1年が過ぎてしまい、漸く本日をもって完了した、というわけ。
最初のころは俺も手探りで進めていて、お客さんとの意思疎通もうまくいかず、色々トラブルが発生して大変だった(今から思えばあんな程度の知識しかない俺によく案件を任せたもんだ・・・)のだが、数ヶ月を過ぎるころから徐々にうまく物事が進み始め、お客さんと一緒になってあれこれと頭を悩ませつつ、これまでうちの銀行でほとんど手がけたことがないであろう(そもそも本業からちょっと外れてるし・・)プロジェクトを何とかかんとか終えることが出来た。
前回ご紹介した案件と同様に、案件自体は非常に小粒なのだが、これもお客さんにとってはビジネスを伸ばしていく上で不可欠な内容だったため、終わったときにお客さんから「これで、我々も思う存分ビジネスを拡大できます!」というニッコリとした笑顔を見せてもらい、本当にホッとした。その後のファイナンスの相談も受けている。そういう意味でも、本当にやってよかった、そう思える案件になった。
もともと、俺の頭の中にあるのは、ファイナンスというのはあくまで虚業ってこと。結局大事なのは、いかにお客さんのビジネスにたいしてお手伝いできるかという点に尽きるし、そのために手段として生かされるのがファイナンスであるに過ぎないし、究極的にはファイナンスに絡む必要性すらない(実際、この案件もファイナンスには直結していないが、結果として銀行取引が拡大する方向に向かっている)。
要は、先進的な手法を使うことやファイナンスに落とし込むことに意味があるのではなく、その手法を使ったことで如何にお客さんにメリットを与えられたかが重要であり、その付随物としてファイナンスで収益を取れればよい。そのためには、まずはお客の立場に立ってお客の事業を本気で考えなくてはならない。その意味ではバンカーもコンサルタントも同じだ。ただ、恥ずかしながらお客の立場に立って考えることを怠ってきた銀行員にとっては、考えなれているコンサルタントとは違い、考えて考えて悩みぬかないと、良いアイデアも浮かばないし、苦境を切り開く術も出てこないと俺は思う。
今の仕事をしていて一番良いと思えることは、知識やスキルがつくということではない。はっきり言えば、今の中国に詳しくなったってしょうがない。どうせ変わるんだから。
むしろ、これまでだったら、知らないものを見た瞬間に不可能だと思ったり、怖気づいてしまったりするところを、まずはポジティブに「状況は常に変化しているし、誰も全てをわかっているわけじゃないんだから、俺だってやればできるだろう」と考えてコミットし(もちろん無謀なコミットは×だが・・)、できるようにするには何をしたらいいか、ということを本気で考え、綿密に調査し、ひたすら実行するというサイクルが出来てきたこと、これが大きな収穫だと思う。この思考・行動回路は、実は成功体験を経ていかないとなかなか身につかないものだと思う。
さらに言えば、この成功体験が、パターン化された商品を売るということではなくて、ゼロから作るオーダーメイド提案で出来てきたこと、加えて俺だけじゃなくて俺と一緒に働いているスタッフたちと共有できたことこそが、もっとも重要なんだろうと思う。
今はただ、貪欲にやれることをやって、次のステップに繋げていきたい。