日々是勉強 | Midnight Express

日々是勉強

先週は非常に肉体的にも精神的にも厳しい一週間だった。広州に入って翌日香港に戻り、その次の日にまた深圳というスケジュールだったこともあるが、手がけているプロジェクトが二つとも佳境にさしかかってきたことが一番の原因。役所の対応に悩まされ、クライアントとの仕切りに悩まされ、という毎日。

やっている仕事は、フロント(担当者・カバレッジ)からの要請に基づいたクライアントへのアドバイザリー。当然、慣れてくるとクライアントから直接依頼が来ることもあるが、基本的にはその場その場でのアドバイスが主体。ただ、上記のプロジェクトは相応に長い期間を必要とするものなので、少し毛色が違う。長期的な取引にも目を配りながら、という対応にならざるを得ない。

同じようなプロジェクトを手がけているライバルとなると、他の銀行であったりコンサルファームであったりする。後者はどちらかというと当該プロジェクトのみに注意を払うことになるので関係ないが、ライバル銀行を見ているとナショナルスタッフを充てて事務的に(つまり、フロントや日本とはあまり連携せずに)対応する、という戦略で数をこなしているようだ。そうしないと、余計な雑音が入ったり、なまじ日本と良く連絡を取っているばかりに動けなくなる、ということも出てくるので、その気持ちは非常に良く分かる。ただ、クライアントのニーズはそこにはない、と思う。日本での取引状況、クライアント自身の強み・弱み・方向性を踏まえ、それでいて実務に精通しているアドバイザーを求めている。正直に言えば、フロント自身がレベルアップするのが一番だが、そうはなかなかうまく事は運ばない。それが故に、こういう仕事があるわけだ。

自分も今は手探りでやっている状況で、一つ一つが勉強。自分がフロントであればどう動くか、そういう意味でも勉強にはなっている。こういったプロジェクトをやっていくうえで、何を仕切っておいて何を柔軟に対応できるようにしておくか、そんなことが少しずつ身についてきたような、そんな気がする。まだまだ、業務経験半年の駆け出しだけれど。


コーズウェイベイの日本料理店、「達」で先輩達と話に花を咲かせながら、そんなことを思った雨の一日。