今日は、つたないガーデニング生活で思うことを書いてみたくなりました。
庭の片隅やプランターに植物をそだてはじめて12年近くになりますが、何とか植物を育てるコツみたいなものがわかってきたような気がします。
1年目は培養土を使用したので、バラや草花はいい具合に育ちました。月日が経つうちに、用土は栄養不足だったり、コガネムシの幼虫が大発生したり、乾燥でハダニだらけとなってかれてしまったり、芝生を手入れせず、そのままに放置したら、近くの田んぼから草の種が飛んできて、根っこがとてつもなく丈夫な草だらけになってしまい、根っこのすべてを取り出すのと同時に芝生も撤去するのに、とても苦労しました。
これではいかんと日本園芸協会のガーデニングの通信教育を受けて、庭園の歴史から始まり、植物の生態や管理の仕方、植物の種類等を学び、途中挫折したにもかかわらず、通信教育の延長をしていただきながら、一応ガーデンコーディネーターの資格を取ることができました。
ガーデニングを続けるうえで一番頭を悩ませるのは、プランターの使用済みの土でした。そのまま使っていると水はけが悪くなって植物が成長しにくくなってしまいます。
まず、プランターから取り出し、大から小へとふるいにかけ、(下に落ちた細かい微塵は使用せず)、ふるいに残った土を厚手のビニール袋に入れた後、途中ひっくり返しながら、お日様に10日から20日位あてて日光消毒し、そのままでは栄養分がないため、半分位新しい培養土を混ぜたり、よみがえる土を加えて再利用します。新品の培養土の様にはいきませんが、そこそこいい感じに育ちます。
下に落ちた細かい微塵の砂の再利用はできないものかと、ネットサーフィンしてみましたが、今のところ???です。とにかく水を吸わずにはじいてしまいます。
素人考えで、知り合いに分けて頂いた牛糞完熟たい肥に混ぜたらどうかなと、燻炭と一緒に混ぜて野積みにしてあります。どうなっているでしょうか。団粒化するでしょうか??
植物は光合成をしたり、根っこから栄養を吸い上げて成長することは理科で習いましたが、その詳細なメカニズムについては良く解りません。
水槽の中の水草の根っこ周辺ではどんなことが起きているのか、土の中ではどうなっているのかをもっと知りたくなって、土壌学関連の本を購入して、読んでみました。
一通り読んでみましたが、専門的なことは???でした。
でも、根っこの周りには様々な微生物がいて、お互いに助け合っていることが良く解りました。私たち人間の腸の中でビフィズス菌などの微生物が栄養の吸収を助けているのと同様に、植物も微生物に栄養を与え、微生物は植物の根が栄養分を吸収しやすい状態に分解しているのでした。植物は光合成もできて、人間よりすごいのではないかと思ってしまいます。
微生物といっても細菌から、クロレラやミドリムシのような単細胞生物やミジンコみたいな多細胞生物まで色々ですが、本当に多彩で奥が深い世界だと思いました。
植物を育てるうえで大切なことは、その植物にあった、土壌の状態、日照、水分であり、愛を注げば注ぐほどにこたえてくれるような気がします。