古典芸能のルーツ | みーみみどろ

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「折口信夫~古代から来た未来人~」


昨日は、「芸能史という宝物庫」(第3回)について。


日本の芸能史を再構成してみせた日本人。
金春禅竹と折口信夫。


金春禅竹は室町時代の能役者・能作者で、世阿弥の娘婿にあたり、
能楽論書著述の面で世阿弥の後継者でした。


金春禅竹は音が気持ちがいいので、ぜひ声に出して名前を読んでみて下さい。
「こんぱるぜんちく」です。


金春禅竹の書いた「明宿集」は、折口信夫の生前にはまだ未発見でしたが、
(昭和39年に発見。折口さんは昭和28年に永眠。)
その内容は、折口信夫の論文と驚くほど似通っていて、
能の演目全体の最初に舞われる「翁」という芸能、ひいては芸能そのものに
日本の古代人が発達させた精霊信仰の表現が根ざしていることを発見しました。


日本の古典芸能は、大陸や朝鮮半島から伝わった舞楽や伎楽や散楽が
最初の出発点とする考えが今も芸能史の研究では主流ではありますが、
それよりも遥かに古いルーツがあるはずだ、そうでなければこれほどまでに

深い根をもった日本の芸能が生まれるはずがない、という考えのもと、

それらの発見へと繋がったようです。


でも、そうだと思います。
感覚人間なので、うまく言葉に出来ませんが、人間やその人間が生み出す文化が
そんな単純なものだとは思えないし、なんといってもドーンっと感じるものがあります。


今読んでる本と、その次に読もうと思って買ってある本の次に
「明宿集」の現代語訳が収録してある中沢さんの「精霊の王」を読みたいと思いました。


ちょっと遠いなー。