同じバス停で幼稚園バスを待つ、
オトモダチのお母さんのところへ、
夕方、子と二人でプレゼントを持っていった。
今度、小学生になるその子とは、
さようなら、なので。
春とは言え、風は冷たく、
プレゼントを渡して、「さようならー!」と、帰る道はしん、としていて
小さな子供が3人も居る、慌ただしいその子の家の物音が
しばらくしてからものすごく暖かく感じた。
子と手を繋いで、周辺を散歩した。
広場について「行けー」と言ったら、
首輪を外された子犬みたいにくるくると走り回っていた。
しばらくして「さー帰ろうか」と言った時、
豆腐屋さんの ふーふー という笛の音が聞こえた。
そういえば、あの車で販売している、
豆腐やさんのカステラとかコロッケとか美味しいって、
さっきのお母さんが言っていたの。
買ってみようか。
と、子に言った。
分かったような分からないような、
でも面白い事がある、というような感じで笑っていた。
夕飯も一品足りない感じだし、
私は、買う気まんまんで音のする方へ向かった。
近づいた?
あれ?
遠くなった?
また近づいた?
でもいないねぇ。
小さな手を握り、
近所をグルグルと歩いた。
でも全然見つからなかった。
切ないような、ふーふー という笛の音だけが
鳴り響いていた。
結局私達は見つけられなかった。
辺りは薄暗くなった。
帰ろうか。。
仕方ないねぇ。
すっかり寒いが、子の手は暖かい。
そして、緊張していたのか、
じっとりとしている。
夕暮れの中、
音のする方へ音のする方へと行こうとするが、
結局 たどり着けなかった。
ハメルンの笛吹きの行列にさえ混じれない私。
それは助かったのか、楽園へ行けなかったのか。
誰にも分からない。
誰にも。
今いるところが楽園か、
そうでないのか、
判断するのは自分。
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Dreamt I saw you by my side. Face was framed by candlelight.
Held my hand against your heart. said we'd never part.
Can't you see. Deep in me. Music loud and strong...........
テクノとケルトの融合。
夕方の色を見ていると、無性にケルトが聞きたくなる。
苦しくなる程寂しい気持ちになるけれど。
それが好きなのかもしれない。
テクノの加減がとても心地良い。
ゆらゆらを止めてくれる。心の。
