物事には、

始まりがあって、

その遠い始まりを日常で思い出す人は

どれくらい居るだろう。


私はいつも覚えている。

沢山のキッカケや瞬間。



でもその始まりは複雑で、

簡単には説明出来ない。



人に非難される事は簡単で、

反論の余地すらないけれども、

人が狂う瞬間なんて、そこココにあふれて居て、

それを考えると私を含め、誰だって誰をも批判出来ないのだなと思う。



ものすごく好きだった人が自殺した時、頭が真っ白になった。

現実だとはとても思えなかった。


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でも、それと同時に、

彼が蝶衣を演じたその時から、

死は決まっていたのかもしれない、なんて思った。


人生なんて、

錯覚と、夢の塊。


しかしそれが途端に何かの拍子で現実に返り、

その場所が苦しくなってしまって、

飛び降りたりしてしまうのは、

彼くらいの役者になれば、

当然と言えば当然の気がした。


彼が言っていた、


「ライバルは自分自身」


という言葉。



負けてしまったのか、と思うが、

それもまた人生。




さらば、わが愛。