空気人形.ピンクのネグリジェのまま、 日陰に立って、風に吹かれて、 昔からある大きな木が揺れるのを見ていた。 蝉の声とは裏腹に、少し涼しかった。 どうした? と背中をぽんぽんと叩かれて、 どうしたんだろう、消えてしまいたいなんて、と思った。 なんでもないよ、と言った。 この不安定さ、 薬の副作用だと信じたい。 でも、一つ確信したのは、 キミの言っていた通りだったと気がついた事。 キミの。 そう。 言ってた通り。 でも、 誰も悪くない。 誰も。 ありえないくらい可愛い@ペ・ドゥナ