線維筋痛症の痛みが始まったのは2010年です。その年の8月7日に母が亡くなりました。名古屋市昭和区の桜クリニックに受診予約をしていました。毎月母が入所しているグループホームに通っていました。一週間実家のマンション3Fに泊まって毎日見舞いに行っていました。
伊豆からでも通えると思って予約していました。母が亡くなって、もう名古屋に行く理由も無くなってしまいました。母の死後帰れなくなってしまいました。そのまま名古屋に留まって桜クリニックを受診しました。
榎本和先生は当時疼痛の患者を9人受け持っていました。またカウンセラーで臨床心理士の下村美刈先生とタッグを組んで解離の患者専門で診ていました。
初診の時にわたしは1時間話したそうです。診断名は複雑性PTSDでした。カウンセリングの失敗が原因だと言われました。最初に受けた素人のカウンセリングが失敗だっただけでなく文教町クリニックで受けたカウンセリングも失敗だったと言われました。
1時間1万円以下の安いカウンセリングなんか受けちゃ駄目よ。最低でも1万円と言われました。
どちらのカウンセリングも1時間5,000円でした。
カウンセリングは、とても危険な治療。でもあなたの場合薬では治らない。トラウマ対応のカウンセリングで完治すると言われました。
わたしが薦めるカウンセラーからトラウマ対応のカウンセリングを受けるよう言われました。
下村美刈先生はEMDRのエキスパートです。榎本和先生とタッグを組んでEMDRで治療して来ました。
当時下村美刈先生は2回目のアメリカ留学から帰って来たばかりでした。今回は新しい方法でカウンセリングをしたいと言われ資料を渡されました。ソマティック•エクスペリエンスに関する資料のコピーでした。
野生動物は襲われても、その後身体をブルブル震わせることでトラウマにはならない。それを応用した治療だとありました。
ソマティック・エクスペリエンスを始めた頃は日に日に良くなっていきました。名古屋に行った最初の頃はまだ解離性遁走がありました。名古屋の広い道路を歩いていると気が付くとずっと先まで歩いていることも度々ありました。
ある日歩いていたら30年ぶりくらいに現実の世界に生きているようにリアルに感じられました。
娘に携帯電話でそのことを話しました。当時娘は東京に住んで大学に通っていました。名古屋に会いに来てくれたこともあります。実家にずっとは居られないので1Kのアパートを昭和区役所の近くに借りました。
昭和区の精神保健福祉士さんが桜クリニックを紹介してくださった方で色々相談に乗ってもらっていました。
当時はパニックによくなりました。息子が名古屋に行く時何か持って行ってあげようかと言ったので家の様子を思い浮かべただけでパニックになりました。疼痛も重く1Kのアパートの冷蔵庫にある食料品を取りに行くのも難しい時もありました。
当時は人に話しを聴いてもらうと痛みが消える症状がありました。それを知っている方がガストで食事をしながら話しを聴いてくださいました。
素敵なカフェに連れて行って話しを聴いてくれる方もいました。
ずっと名古屋に通っていたので友だちも何人かいました。辛いことがあっても、それまで誰にも相談したことがなかったです。県の相談員の方にはよく話しを聞いていただいていましたが。
激痛が始まって13年になります。昨年3月に東京麹町のJTKクリニックの小笠原均先生が線維筋痛症とシューグレン症候群だと診断されました。
小笠原先生は線維筋痛症を専門に診ていらっしゃいます。
シューグレンの環状の湿疹が腕や身体に出ていました。線維筋痛症とシューグレン症候群の合併は多いそうです。
amebloで『秘密のひみこ』さんが分子整合栄養医学を学んで実践して線維筋痛症と慢性疲労症候群を自分で完治させたことを知りました。
https://ameblo.jp/himiko-chan222/entry-12430827880.html
https://orthomolecularjapan.co.jp/group/message.html
順天堂大学附属順天堂医院の膠原病内科の医師でもある金子俊之先生はKYBグループの分子栄養学研究所の所長でもあり金子塾を創設した金子雅俊先生の息子さんです。
オーソモレキュラーの栄養療法を始めて1年10ヶ月になります。痛みが軽減する時には甘い唾液が出て身体から痛みが流されて行くように感じます。
完治の目処については
線維筋痛症完治の目処が立った③
に書きますね。