「後藤田五訓」は生かされたか | 翠の風 ~ 青森を変えるblog

「後藤田五訓」は生かされたか

更新が途絶えていましたが、適宜復活したいところです。いろいろ書きたいことはあるのですが、まずは先週なくなった後藤田氏のご冥福をお祈りしたいと思います。現役時代は、田中曽根体制の番頭で、内務省から警察庁官僚という経歴もあまり良いイメージはなかったのですが、引退後は数少ないハト派の重鎮としてイラク戦争に反対するなど現政権への忌憚のない批判を続けてこられました。しかし、聞く耳を持つ首相ではない(ことはわかりきっていた)。「後藤田五訓」というのが知られていたようで、官僚主権政治への戒めであり、裏を返せば国民主権を具体的に表現したものとも言えます。これが書かれた頃と現在とでは、「五訓」が必要なくなるほど改善したのか。小泉政治は国民が主役であるという体裁をとりながら、形を変えた官僚支配政治が続いていると言えないだろうか。よくわかりません。

ついでに派閥を離脱した加藤氏のサイトのリンクを掲載しておきます。どうせなら自民党も離党すべきではないのか(離党してたのが復党したんだっけ)。加藤政局におけるかつての盟友小泉の行動で、言行不一致の小泉純一郎という人間への不信を決定的にしたのだが、今となっては何をいっても無駄。
七条解散と二院制についても少し調べてましたが、私の手に余るので後日可能なら。。
(どこだかの議員が七条解散は違憲とのことで首相を提訴しましたが、普通に考えれば七条解散の根拠は憲法のどこにもない)

官僚は国民より偉いのか?(03/02/10)/『この国のかたち』を考える
 後藤田五訓
 一、省益ヲ忘レ、国益ヲ想エ。
 一、悪イ、本当ノ事実ヲ報告セヨ。
 一、勇気ヲ以テ意見具申セヨ。
 一、自分ノ仕事デナイトイウ勿(なか)レ。
 一、決定ガ下ッタラ従イ、命令ヲ実行セヨ。

特別国会スタート/故後藤田氏の警鐘生かせ

加藤紘一オフィシャルサイト一問一答