2月の下旬のお話です。


ちょうどインフルで休んでて、復帰したときなんですが


久々に公民館の留守電に件数が入っていたので再生してみました


すると・・・


「もしもし!もしもし・・あれ誰もおらんのかなぁ」とガチャンと切れた1件目


そして2件目を再生してみると


「もしもし・・もしもし! もしも~し! わしは○○というもんです もしもし?もしもし・・おかしいなぁ~おらんなぁ」


文章で書くとこんな感じですが、かなり、名前も聞きとりにくいし ハッキリした口調ではなかったです



2件ともよく聞き取れず、かすかに棟数・号数が聞きとれたかな?という感じ 


受話器に近づけて喋ってるみたいで わーわー言ってて よくわからんかった


とにかく何かが起きてる様子に聞こえたんやけどね



すぐに、折り返し着信履歴にあった番号にかけてみるが 留守のようだ


体の調子が悪くなったら119番に電話してくれたらいいのに!?



それとも事件なら110番や


っていうか、なんの用件やってんやろ?


用件言うてくれやな 動かれへんやん・・


ま、様子みとこか・・と会長に言うこともなく数日が過ぎた



それから2,3日経って、○棟○号の▽■さんが亡くなったという訃報が飛び込んできた


災害センター(住宅内に事務所があります)からの電話から聞こえてくるのは 例の留守番電話にあったじーさんの住所だった


えー! ちょっと待ってぇや 亡くなったのか あのじーさん・・あれが最後の電話やったのか


会長に事情を言って 留守電に入ってた声を聞いてもらった



「でもこの電話なら用件がようわからんし 気分悪くなったら119番やろし そんな気にしやんでええんちゃうか」


「や~ん ショックやわー あのじーさん最後、自治会に何かしてほしかったんちゃうんかな~私が会長や民生委員の人に通報してたら助かってやわからんやん・・責任感じるわ」


午前中、そのことでブルーになり 昼休み終わってから災害センターの主任のおっちゃんに事情を聞いてみた


「そんなんでね、あのとき自治会の電話に留守電が2件も入ってて その亡くなりはったじーさんの声やったんです・・あのとき私がすぐに会長や民生委員や警察に連絡入れてたら助かってたかもしれへんのに・・」

と言うと


主任のおっちゃんは「みどりんさん そんな責任感じることないですよ あのじーさんは自治会さんに電話入れたあと救急車で病院に運ばれて、病院で2,3日後に亡くなりはったんですわ!だからみどりんさんに関係ないことや」


「そ~なんや それを聞いてちょっとホッとしたわ」


といったことがあったんです



そして先日もいつも来てくださるおまわりさんにも 留守電の再生を聞いてもらったんです


「災害センターの主任の方には みどりんさん関係ないからそんな気にしなくていいよ!って言われたんやけど・・」というと


おまわりさんも「このおじーさん電話でこんなけパワフルに喋ってはるし このときはまだ元気やったはずやわ みどりんさんが責任感じることはないよ」


巡回のおまわりさんたちも 訪問しそこねた人が孤独死で亡くなったというケースもあったり


あのとき、巡回してあげてたら・・って思うときがあるらしいです


「僕らの仕事もしょっちゅうそんなことがあって いちいち気にしてたらやってられないです」



あれから じーさんの最後の声が気になって いろいろ考えてた


あのとき自治会に救急車呼んでほしかったのかな?


何を訴えたかったのかな?



これからはそういう電話があったときは いち早く会長や民生委員にお知らせして対応してもらおうと思いました


じーさん 何もしげあげられなくてごめんね(´_`。)