7月に入ってからは、歩行訓練という大げさなものではないけれど、歩行ペースは遅いものの、徐々に歩けるようになりました

イヤな点滴も日曜日にはようやく終わり
それからはずっと治療といえば、回診のときに傷口を消毒するだけというものでした

久々に病院の1階ロビーに降りてみたり
花屋さんが1軒入ってるのですが、店先に並んでる花に癒されながら待合の席でボーッと時間を潰したりひまわり

ディルームといって入院患者さんのご家族や見舞客の方などがくつろげるガラス張りのお部屋があるのですが、そこでは本やテレビも置いてあって、時間を潰すこともしばしばでした

夕方、仕事を終えて駆けつけてくれた主人と一緒に1日1回は訪れる売店に寄るのが何よりも楽しみでした酔払い

後半はかなり暇な時間を過ごしましたが、これも治療のうちやもんな~

なんで病室でジッとしていないかというと、静かな病室なんですが同じ部屋の方が抗がん剤治療をされていて頻繁に点滴をされたり、入れ替わり立ち替わり看護師さんたちが入ってきたりで居づらくなるんです汗

その方のご主人さんが夕方の仕事帰りにお見舞いに来られるのですが、
お二人が話されている会話がとても悲しくて・・

「・・今日から栄養剤の点滴も入るって言うてはったからこれでだんだん、元気になるぞ!」とご主人

「・・もういいねん。早く死んでしまいたいわ・・治らないなら早く死にたい」と奥さま

「そんなこと言うなや!治療頑張れば良くなる!そんな弱気でどないするんや!おまえが元気になってくれやなワシどうしたらいいんや・・・」

太い声のご主人ですが、毎日来られて何かと奥さまに優しい言葉をかけられ
向かいでカーテン越しに聞いてた私は深く感動しましたうるうる

うちの主人に言うと「俺も優しいやんか!」
なんも比べて言うてるんやないねんけどな退屈

世の男性ってなかなか素直に奥さまには優しい言葉ってかけてくれないのでは!?

しかも何十年と連れ添ったご夫婦のご主人ならなおのこと、そんなこと言わんでもわかってるやろぅ!?的な感じなのでは!?

毎日奥さまの背中をさすってあげてた姿を見るとほんま優しいご主人やなぁって思いましたクローバー

そして、手術直後に病理検査に出されてた私の子宮と卵巣は、良性だったとの先生からの報告によかったな~!と主人と小声で喜んでましたうるうる

向かいや隣りの治療が長引く方もいてはるのに、大きな声で喜ぶこともできなかったけど・・
なんとか7/6に無事に退院することができたのですびっくり2

長かったようで、短かった9日間
今となれば遠い過去の出来事のようです

退院後は家に役員さんや近所のおばちゃんたちが見舞いに駆けつけてくれたりと、半日があっという間に過ぎました酔払い

やっと元の世界に戻ってきた感じや

ぼちぼち慣らしていきますね(*^^)v